会話を補う「非言語会話」とは？　話し方・マナー講師永田之子

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こんにちは。永田之子です。

会話をするときに「言葉だけで伝えよう」とすると限界があります。不足しがちな会話に力を貸してくれる「非言語会話」という心強い表現の仕方があります。思わぬ成果を出すことがあるので身につかるといいでしょう。

言葉以上に事柄や気持ちを表現してくれる「非言語会話」とは、いったいどのようなものなのでしょうか？

一般的にはノンバーバルコミュニケーションと言う言葉で表現されます。これは言葉以外の方法でコミュニケーションをとることを言います。表情や、しぐさ、身振り、手ぶりなどここれに含まれます、

私はこの声なき会話を「非言語会話」と名付けています。

非言語会話をするためには自分を表現するためのパフォーマンスや小道具が必要です。会話で補いきれないものをそれで表現します。

かつてこんなことがありました。会話が苦手なのに「お見合いパーティで人気NO.1」になった男性の話です。実は携帯にまとめた「彼の趣味」が非言語会話として役にたったのです。

数年前、私は地方の婚活パーティのアドバイザー＆司会者として仕事の依頼を受けました。パーティ前日のセミナーの参加者は婚活中の男性30名。女性30名。

男女別れてのセミナーでは一人一人と、話をして髪型　顔の手入れ　服装　持ち物などのアドヴァイスの他に声の出し方、異性が好む話題などをレクチャーしました。

男性セミナーのときです。特に笑顔もなく、おしゃれっ気のない男性が会場の片隅にいらっしゃいました。声も小さく伏し目がち。とても婚活中の男性には見えません。

私たちの仕事はこのような男性に光を当てる仕事です。美容院でヘア＆眉カットをすること。服装の色を明るく変えること・・・。顔を上げて笑顔をつくることなど、たくさんのアドバイスをしました。

そのような話をしているときに彼には見た目以上の武器があることに気がつきました。それは彼の趣味である「ケーキ作り」。「彼が人と違って一番輝く魅力はこれだ！」と直感しました。

そこで彼には「明日までに今まで作ったケーキの写真を携帯にまとめておくこと」を提案しました。そしてお見合い中に会話がとぎれたら「僕の趣味を見てくれますか？」とすぐに携帯を出してください。と伝えました。

非言語会話として写真や本、小物などは言葉を補足するための重要なアイテムになります。至らぬ会話を埋めてくれます。また相手の女性が「食べたいな」と言ったら「いつでも作るよ」などと答えれば話はポンポンと進みます。

そんなこともあり、パーティでは彼が「男性人気NO.1」となり、その日選ばれた女性人気NO.1の女性と見事カップルになりました。夢のような話が現実になりました。

全てを会話で埋めようとすればそれはとてもむずかしいことです。それを補ってくれる非言語会話という強力なアイテム。会話が苦手でも、人とのコミュニケーションを充実させることが十分に可能になります。

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演題例　『伝え方の技術』『心に響く話し方』『人前で堂々と話す方法』『風通しのいい職場』

■永田之子 YUKIKO　NAGATA
元アナウンサー。話し方＆マナー講師、コミュニケーションカウンセラー、婚活カウンセラー。全ての世代の人に「心と心をつなぐ会話」のコーチングをを20年間で10，000人に提供。
「人と楽しく話せるようになる」ことでコミュニケーションに貢献。話し方＆マナー教室「TALK NAVI」代表。神戸、関西、近畿エリアを中心に全国からの受講生が集まっている。

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