あなたの源泉から湧きあがるもの
《さらに上を目指す人の心をサポートする「ジェネラティブ・コーチング」》
※「障害」を歓迎し、今この瞬間の「内なる自分」と向き合う
「自分を変えたい」「何か新しいことを始めたい」と思っても、さまざまな「障害」が立ちはだかり、なかなか一歩を踏み出せない―。そんな人に心理カウンセラーの椎結子さんは「その『障害』も歓迎してみてはいかがでしょう」と提案しています。
「『より良い自分になりたい』という前向きな気持ちがあるからこそ、障害や課題が現れるのです。それらは一見、『邪魔者』に思えてしまいますが、『何かしらの意味があるはず』と歓迎することができれば、新しい気づきを得られることもあります」
これは、「あらゆる『問題』の中に『解決の種』が含まれている」という潜在能力活用の手法「ジェネラティブ(創造的)・コーチング」に基づいています。
過去の体験を一から紐解いて解決を目指す従来のカウンセリングとは一線を画し、今この瞬間の「内なる自分」に意識を向かわせるように導き、「障害」に対するネガティブな考え方さえも変化させる未来志向型のコーチングです。海外で生まれたコーチング法ですが、その発想は実に日本的。まずは姿勢を正し、精神統一を促す様は、禅や武道の教えに通じるものがあります。
椎さんはジェネラティブ・コーチングを広める国際ジェネラティブ・チェンジ協会認定のコーチ(プラクテショナー)として活動。相談者からは「心の声を聞いて自分自身で答えを導き出しているのに驚いた」「現状の課題の輪郭が明確になった。」
また、「問題を勝手に複雑にしている無意識の抵抗を意識化することができた」といった喜びの声が届いているそうです。
ジェネラティブ・チェンジとは?
※自ら人生を切り開いていけるようプラスのパワーを引き出す
椎さんは、これまで「予防カウンセリング」に力を注いできました。「おそらく多くの人は『風邪を引いた』と感じたら、『温かくして早めに休む』『消化が良くて栄養のある食事を取る』といった対処法を実践しているでしょう。
ただ、心の病に関しては、画一的なものはありません。『ちょっと心が疲れているかも』と思ったとき、その人に合った対処法を一緒に見つけていきたいと考え、相談者と向き合ってきました」といいます。
しかし、人の心も時代と共に変化していくため、いつまでも同じカウンセリングではさまざまな課題に対応できません。そこで「今も日々勉強は欠かせない」と、新たな知識の習得に積極的に取り組んでいます。
「ジェネラティブ・コーチングを導入し始めたのも、この予防カウンセリングの一環です。せっかく『より良い自分になりたい』という前向きな気持ちがあっても、未来を悲観したり、深刻に悩んでしまったりして心の健康に良くありません。
さらに一歩を踏み出そうとするプラスのエネルギーを持つ人たちが、自らの力で人生を切り開いていくことができるようにサポートしていきたいと考えています」
※「予防カウンセリング」で心も体も健康に、幸せな毎日を
椎さんが予防カウンセリングの大切さに気づいた背景には、自身の経験がありました。念願だった心理カウンセラーの仕事をスタートした際、仕事に就くまでのブランクが長く「ワーク・ライフ・バランス」(仕事と生活の調和)が悪かったこともあり、心身が不調になったそうです。
「すぐに医師にかかり、わずかな薬で回復できました。ただ、自分自身が体験したことで、『何年も大量の薬を服用したり、治療を続けている人は、どれだけ大変だろう』と想像することができるようになりました。だから『治すよりも養生(ようせい)して予防する』ことを目的としています」
そして「カウンセラーとしてスタートを切った矢先に病気になったので、当時はとても辛かったですけど、今思えば病気になったおかげで『予防カウンセリング』を始めることになったわけです。やはり『障害』にも意味があったんですね」と、ほほ笑みました。
「心も体も健康に、幸せな毎日を送ってほしい」。椎さんの願いです。
(2014年10月 現在)




