【女性は要チェック!②】老後も考えた住まいは?≪3≫
弊社のFP相談には、様々な世代の方に お越しいただきます。
20代~30代の方であれば住宅や教育資金について、
保険の見直しなどのご相談も多いです。
30代~50代は、シングルの女性の方も多く、同居のご両親の
介護が必要になった時のこと、また仕事をセーブしたり
早期退職した場合の収入源をどう補っていくのかといったご相談。
50代~60代の方であれば退職後の資金計画や資産運用など、
他にも相続など多岐に渡ります。
先週末のご相談は、30代のT様ご夫妻に姫路より
お越しいただきました。
T様には、まだ小さなお子様が2人いらっしゃいます。
ご夫妻は旅行が趣味で、よくご家族でお出かけされているそうですが、
将来のお子様の教育費のことなどを考えると、
「こんなに使っていて、子どものためのお金は大丈夫なのかなあ・・」
と思ってしまい、どことなく後ろめたく心置きなく楽しめない
とお話されたのが印象的でした。
この思いは、相談にこられる方のほとんどに共通しています。
老後資金や教育資金という違いはあっても、先々のお金に
不安があり、使いたいけど使ってしまうと不安になる、
または使えない―
といった思いです。
これは貯蓄額や年収はほとんど関係なくみなさん同じで
あることに加えて、例えば、ご自身で意識しているかどうかは
別として一見「教育資金」を心配しておられる若いご夫婦も、
よくよくお話を伺うと、とりいそぎ目下迫っている「教育費」に
意識がいっているだけで、本当は「自分たちの将来のお金」も
併せて心配しておられます。
ただ不安をなくしたい
人は人生を生きていく中で、色々な場面でお金について考えたり
悩んだりすると思います。
「マイホームは買うべき?」「住宅ローンはどう組んだら?」
「保険は入ったほうがいいのかな?」「どんな保険に入ろう?」
「学費はどのくらい貯めればいいのかな?」
「将来のためのお金はどのくらい必要?」
「資産運用を考えているけど、どうすれば?」
もちろん、僕も同じです。
冒頭、多岐に渡るご相談があると書きました。
ですが、学費がかかる子育ての先に、今度は自分たちの老後が
はじまるように、人生はすべてつながっているので、
マネープランは、個別で考えずトータルで考えることが
大切だと考えています。
するとおのずからしっかりとした道筋が見えてくると思います。
個別の問題に思えることも、本質的には、ただひとつのシンプルな
ことをご相談されているのだと思います。
ただ、「トータルで考える」と一言で言ってもなかなか難しいと思います。
何を本当に不安に感じているのか、それを見つけるお手伝いをして、
楽しくお金を使える人が、一人でも増えたらいいなと思っています。