沁みついて
3月末に亡くなった父が遺した「畑ノート」に、
「2014年夏野菜の計画」がしっかり書き込まれていて・・・と先月書いた。
その遺志?をついで、昨年夏以来、多少は父から仕込まれ?てきた“畑部”で、
なんとか形にしていこうと、ぼちぼち取り組んできました。
秋に父が植え付けた玉ねぎの「極早生」と、なかなか成長しなくてずいぶん心配した「エンドウ」が、ようやく収穫できるようになりました。
さあ、次はいよいよ夏野菜。
4月末の土曜日に、「苗がちがう(丈夫で美味)」と父が毎年買いに行ってた三木の苗屋さんへ、
父の指示書を持って買い付けに行ってきた。
トマト10本
なす10本(これは、長ナスと普通のを5本ずつにした。ちなみに去年は長ナス10本。今年はどうする?と父から聞かれていて、答えは出してなかった・・・)
きゅうり10本
ピーマン5本
オクラ6本、ゴーヤ5本(父の指示書では“種”だったけど、確実に・・・と苗にした)
枝豆の種(インゲンのところ、あまり好きではない・・・という部員2名ありで変更した)
予定していた29日は雨だったので、3日に植え付けに行った。
父は買ったらすぐに植えていたので、一週間も置いていることにすでにかなり不安が増す・・・
しかも、昨年の畑部発足は、夏野菜の植え付けが終わった後からだったので
(5月末に父の胃ガンが見つかって入院することが決まって以降)、そこは未知の領域。
父のノートの過去の記載を探しつつ、畑教本(父愛用のバイブル)を繰りつつ、
すっかり植え付けが終わっている周りの畑を横目で見つつ、
ビニールシートを敷き、間隔を測って穴を開け、植え付け、仮支柱を差し、
なんとかかんとか、周りと比べてもそう変わらんぐらいにできたよう。
これは、トマト。
畑のほぼ全景・・・広すぎて、持て余す気持ち・・・お分かりいただけますかな・・・
しかし、ズルして苗から植えたにも関わらず、オクラが1本を残して全滅・・・
逆にゴーヤは元気に伸び過ぎて、もう仮支柱では丈が足りん・・・
ということで、6日に再度オクラの苗をまた三木まで5本買いに行き、ゴーヤの支柱も立てたのでした。
今週末には、トマトやキュウリも本支柱を立てなアカンやろうし、
エンドウと玉ねぎの収穫も急ピッチでせなアカン。
寒さと日照りと虫の心配もある。
父のノートを見たら、全部ちゃんと書いてあってその通りにしたら出来る・・・ぐらいに思っていたけど(←そもそも甘い)
父の性格上か、書いてあるのは、その時にやったことのみ。
そうやったら、どうなったか・・・というのが、無い。
次の年にやったことが変わっていたら、なんかがあって変えたんやな・・・とはわかるけど、なんでかは、わからん。
注意事項がまとめて書いてあるところもあるけど、
何がアカンかって、注意しなあかんのかが、わからん。
・・・困った。
毎年毎年繰り返して、積み重ねていった父の20年分の体験。
ノートには、その事実がぎっしり、びっちり書き連ねてある。
まずは、やってみよう。
やってみんとわからんのやろうな。
兄も加わっての畑部員(いちおう総勢5名?)で、おっかなびっくり手探りで。
これら全てを、昨年の5月まで父一人でやっていたということに、
本当にホントにしみじみ、すごいなあと思う。
またおいおい報告します。
がんばるゾ!