いよいよ夏野菜
夏に、胃がんと大腸がんの手術をして、20kgほど痩せている父は、
この寒さがこたえてしょうがない・・・と言う。
それまでは、とにかく暑がりで、冬でも窓を開けて寝ていたような父である。
私の記憶にある限り、肉付きがよくて、
ずっと動いていないと気が済まない・・・のだったけど、
今は電気ストーブにへばりついて過ごしている・・・
この前、大根の収穫に行った。
寒いので、父には車の中に居てもらって。
葉っぱをより分けて、大きいのを探す。
一本抜いては、ほら~って見せる。
十数本抜いた。
葉っぱごと車に山積みにして帰る。
裏の水道で、ゴシゴシ洗う。
葉っぱを下にして、並べて干す。
荷造りの箱を探して、箱詰めする。
紐かけは苦手なので、そこは父にしてもらったが、
箱が重くて、上手くかけられず、持ち上げたり支えたりは私がした。
「情けないことやな・・・」
「こんなことも一人ではできへん・・・」と言う。
いやいや、今まで全部を一人でしてたことの方が、凄すぎるんやん!
しかも、何回も何回も。
楽しみにしてくれている所へ、西へ東へ…
今年はごめんなさい、大根の育ちもぼちぼちやし、出荷作業⁇もさらにボチボチになってます。
あっ、蕪もまだまだチビっこです。
「情けない…」と、どうしても、できないことに目がいってしまう父。
性分なんやろうけど…
まだ退院して5ヶ月やん。
焦らんと、ゆっくり気長に…
父にだけでなく、自分にも、言い聞かせている。