兄妹
相変わらず、毛虫に悩まされている。
バス停に行くと、3人しかいないのに、その間隔が2m以上も空いていて
後に並ぶと、バス停の屋根からはみ出す・・・
そのバス停は、すぐ後ろが山で雑木林がせり出しており、そう、毛虫たちが好きなだけ落下してくるのだ。
私の前に立っているのは、コワモテのオニイサン。(ちょいと男前)
「すみませんが、前に詰めてもらっていいですか・・・」と声をかけると
「はあ~~~」と、ちらっと(じろっと)振り返られた。
「毛虫が いっぱい落ちてくるので・・・」と言っても、あまり関心なさげ。
ふと見ると、オニイサンのズボンの裾を毛虫が這い上がっている。
「・・・あの、そこにも着いてますし・・・」と伝えると、とたんに、「えっ⁈、アッ⁉」と、意外に大慌てで、
カバンから取り出した、なんか固そうなもので、必死に払おうとしている。
払った毛虫が、私の靴の上へ…
「あっ、いやっ、すみませんっ…」
めちゃめちゃ焦って、払ってくれた。
さっきまでの、近くに寄るな、声かけんな的なコワモテとうってかわって、
えらいていねいに謝って、お礼を言ってくれて、こちらが恐縮しつつもなんだか和みました。
そして、バスに乗ったら、またまた近くの席の人の肩や背中についてた毛虫の駆除係となりました。
いつまで続くやら…
ご用心ください。
(でも、いろいろ思いがけない展開もあり、けっこう楽しい…毛虫騒動。)