2020年が終わる
父が、車が欲しいという。
この前、無事に免許更新を終えたこともあり、まだしばらくは乗る気なのだ。
おそらくもう今度ので、自分が運転するのは、最後の車になるだろうから
…と、「軽じゃないの」がいいらしい。
今日、紹介された展示場へ見にいくのにつきあった。(付き合わされた…)
確かに、「軽じゃないの」のほうが、どれもずいぶんリーズナブル。
しかし、この4年は私のちっちゃい車にしか乗っていないので、
いきなりサイズアップするのは、何とも心配…
係りの人に、その旨コッソリ耳うちしといた。
すすめてくれたのは、1300の程よいタイプ。
28000キロしか走ってないし。
しかし、色が黒。
前々から、なぜだか父は黒い車を敵対視しており、車は白がいいのだそう。
私のがシルバーなので、ちょっとは許容範囲も広がったようだけれど、
「黒はなぁ…」という。
気に入らんのがそこだけなんやったら…と、
「乗ったら自分の車が何色かは、わからへんやん」などと、ずいぶんめちゃくちゃなコトを言ってみた。
「まぁそうやなぁ〜」と言う。
ビックリ!そんな理屈、お父さんでもアリですか?
よっぽど気に入ったんかな?
まあ、いくらなんでも衝動買いはこわいので、帰ってしばし熟考してもらうことにした。
せっかちな父だから、ほぼもう決まりだとは思うけど。
82歳にして、自分の車を選ぶ時の、キラキラ目は、すごいと思う。
事故なく安全に乗れるなら、それが何よりの若返りの秘薬だろうなあ。
見守ろう。