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マシュマロの顛末

坂部智子

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テーマ:日々ねた

昨日、ホワイトデイでマシュマロを作る・・・と書いて、
あんまり急いで・・・でもない時間に帰って、がんばりました。
まあホントに簡単なので、“ガンバル”ほどのモンでないし、
かかった時間は正味30分ほどなんですが、満足いく出来上がりなのは半分。
なんでか?
マシュマロ作りに、最も必要な要素というのは、「手早く」だということが判明。

30年ぶりにひっぱり出した「お菓子作りの本」の、作り方ページには、
分量やらについての注意事項は、手書きしてあった。
しかし、何よりのポイントである「手早く」には、なんのアンダーラインもない。
30年たったことによるハンディか・・・
いやいや、当時でも十分トロかったので、今のレベルとそう変わるとは思えない。

・・・ゼラチンをふやかし → 湯せんでとかし → 砂糖を加え → 完全に溶かす①
卵白を固く泡立て → ①を熱いまま少しずつ流し入れ・・・

を、書いてある通りにやっていくと、卵白を泡立てている間に、砂糖が冷める。
冷めるとゼラチンが入っているので、固まってくる。
また湯せんにかけて、ぐるぐる混ぜ続けて・・・もう一回卵白をしゃっきりさせて・・・
と、やっていると、求める熱さを下回った①が、加わったため、
型に流して固めている間に、まだボールの中のが固まっていく。
結果、ちゃんと希望の形になったのは半分だったのです。
(味は同じだけど、見た目は・・・謎の物体)
あっち向いてこっち向いて、せわしく混ぜながら、なんとも手が足りない気分を味わった。
昔も一人で作っていたはずなのに・・・

おそらく、母がそばに居たのだと思った。
昔も変わらず、作る~と大騒ぎしているはず。自分ですると言いつつも、
あまりのトロさをみかねた母が、どっちかを混ぜていてくれたのだろう。
その光景を特別には覚えていなかった。甘えていた。甘やかされていたのだ。

なんか、30年ぶりに自分のトロさをはじめ、いろいろ思い出して、
ちょっとおセンチになった夜でした。
でも、次回はもうばっちり作れるぞ~!
「手早く」に赤でいっぱい線を引いた。

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