心配する側になって
今日、父が車の免許更新をしてきたという。
4月生まれなのだが、なにぶん“せっかち”なので、
なんでもまず、期間の初めのほうに済ませてしまう。
まあ、今日のは、ホントに手続きだけで、
あらかじめ、走行技術や認知症の検査などを済ませて、
運転してもよいという判定を受けている。
父はこの4月で82歳になる。
ほぼ毎日車に乗っているので、運転の技術的にはまあ難なくクリアしたらしい。
しかし、認知症の検査はイヤだった・・・という。
時計の絵はすんなり描けたらしいが、モノの名前を憶えて、
その後、いろんな関係の無い話をした後に、またその名前を答える・・というのが
苦戦したそう。
ヒントを出してもらって、ようやく思い出せたらしい。
今までに私が仕事で出会う人で、免許更新をした最高齢は、87歳。
(徳島にいる叔父は、91歳で更新したらしいが・・・すごすぎる)
このモノの名前を覚えるというので、苦労した・・・とおっしゃっていた。
そして、試験での運転はできたけれども、実際に道路上で、
安全にすべてのことに注意を払って運転するなら、時速40kmぐらいでないと
アカンと、自分では思っている・・・とのこと。
自分一人だけなら、そうして40kmで、安全に走れるけれど、
他の車の迷惑になるから、もうこの更新を最後にしようと決めたとおっしゃっていた。
父は、いつまで更新できるかな~と言っていた。
(いつまでする気なんやら・・・)
どこかで、自分であきらめる時がくるのだろう。
私が気になるのは、何より、“せっかち”で“いらち”な性格である・・・
これは、歳をとるほどにますます・・・であるので、
今の自分ができることとの折り合いをつけるというのは、
相当な難題である・・・
安全運転、祈ってマス。