聞き入れる魔法
「宅配ショップともべぇ」を開業して3年半ほど。
近所の介護ショップ(レンタル事業所)からモニタリング委託を受けて3年ちょっと。
訪問先での記録ノート 8冊目が今日終わった。
のべ1067人分の記録がぎっしり。
起業する前の仕事も合わせると、モニタリングの実績はおそらく1300件ぐらいかな。
定期的に何回も訪問したお宅もあれば、その後亡くなられたり、施設入所されたりで
一度きりのところもある。
すっかりお元気になられて介護保険を卒業された方も、数少ないけれどいらっしゃる。
行くたびに思うのは、やはりモニタリングは大事だということ。
行けば必ず「なんか」ある。
身体状況の変化、介護環境の変化、気持ちの変化・・・当然、時候の変化・・・
その変化に応じて、適切な福祉用具も変わる。
それに、導入時には、必ず操作説明を受けているはずだけれど、
使用状況を確認しながら、操作方法を説明すると、
“今初めて知った”というような反応をされることも多い。
初めて見るような用具が家にやってきて(場合によっては、いっぺんにいろいろ)、
説明を受けても、実際なにがどうやらは、使ってみないとわからない。
しばらく使ってみて、「こんなんできたらいいのに・・・」とか、
「なんで、ここ邪魔なん??・・・」というような不便や不都合が出てきて
初めて、「・・・こうすると、ここが外れるんです」や、
「こうして、こうすると、たためます・・・」といった説明が受け取れる。
なので、納入してから1か月後、その半年後、その後は定期的に半年ごとというのが、
モニタリングの時期としてはイイように思う。
(なかなかそこまでは対応できていないけど・・・)
そして、個人的には、モニタリングというのは、納入事業所でなく、
別の事業所がするべきだと思う。
納入を依頼したケアマネなどとの“しがらみ”や背景など切り離したところで
今の“その人”と“用具”との適合性だけを見る。(当たり前のことだけど)
そうなれば、モニタリング専門業者「ともべぇ」として
おおっぴらに名前を出して訪問できるのに・・・
まだまだ、ますます 精進です。