百日たって
昨日帰りがけに、父からメールが来ていた。
「“みそおでん”を、本の通りに作ったが塩っぽい。帰って、見てください・・・云々」
帰るなり、(着替える間も与えてもらえず)、鍋を見ろと付きまとわれる・・・
(は~、すぐでないと気が済まない・・・昨日のネタに直結)
確かに、大根も厚揚げもずいぶん濃い茶色に染まっていて、相当辛い。
「本の通りに作った」と言うが、
よくよく聞くと、“出汁の素”がなかったので、“うどんスープの素”を入れ、
“味噌”は、“出汁入り味噌”になっている。そら辛いって。
現在81歳の父である。
3年前ほど前、料理をはじめた頃は、ホントに本の通りにしかできなかった。
「人参4分の3」と書いてあったら、残りの4分の1本はきっちり冷蔵庫に戻っていた。
そこからスタートしたのが、少しずつ、量の融通をきかせたり、
あるもので代用することもできるようになっていた。
最近は、応用もけっこうきく。
(父の努力の顛末を「しげジイ食堂」ネタとして、いろいろコラムで紹介中)
けど、これはなあ~
“素”ではあっても、非なるモノやし、味噌もね~
具材を全部ひっぱり出して洗い、ただの水で煮直して、
ちょっと味が間抜けなところは、カラシをつけてごまかして食べた。
(まあおいしくなりました)
食べながら、父はけっこう落ち込んでいる・・・
いやいや、よく煮えて大根やらかかったし~と、味とは関係ないところを誉めまくったら
「30分煮て、いったん冷まして、また50分煮た」と、うれしそうに語りだす。(やれやれ)
やっぱり、「誉める」コトは大事です。
なんとかできへんかと考えて応用した努力や、
なにより本見て次々作ってみようとチャレンジするその意欲は、ホントにすごいと思ってるし。
今日は、和風ポトフを作ったらしい。
上手くできたと、メールが来た。
なんか・・・新婚の妻からのメールのよう・・・
(娘はこれでいいのか???・・・素朴な疑問)