沁みついて
今日から母は、3泊4日でショートステイに行っている。
今までで一番長い。
特に何かあって・・・ではなくて、たまたま空があったのと、
まあ何かあった時にでも、安心して4日間ぐらい利用できたら・・・という
予行演習みたいなもんかな。
あまり体調がよくない父にも、少しはゆっくりしてもらえるし・・・と思っていたら
朝から、どっかに行って、買い物に行って、散髪に行って・・・と
山ほどの用事を、初日に詰め込もうとしている。
いやいや、4日もあるねんから、毎日一つずつで、ゆったり過ごしたらいいやん~と思うが、
なんというか、“いっぺんにせな気が済まへん”という性質なのだ。
昔からそう。
私が三田の山奥で入院中だった時、
父が1週間に一度来て、朝から晩まで居てくれるようになった。
(祖母に介護が必要で、母がなかなか病院に来れなくなった・・・という時期)
今と違って、ほとんど父とはしゃべったこともないような間柄だったので、
はっきり言って、狭い病室で、顔を突き合わせているのは、なんとも気詰まりだった。
(お互い)
なので、まあなんかしら用事をみつけては、父に頼んでやってもらって
時間をつぶしてもらおうと考えた。
しかし、“してほしいこと”を伝えると、あっという間に、いっぺんに片づけてしまう。
いくつあっても、やり終えるまで、一気。
そうすると、また気詰まりな時間が、えんえん・・・残る。
そこから、父に対しては、たくさんあっても“小出しにする”ことを私は学んだ。
今もやっぱりそうなんやな~~
母の介護で、いっぺんにはできないいろんなコトを、日々体験していても
元々の性質は、変わらない。“いっぺんに”でないと、アカンらしい。
キマジメも、せっかちも、この いっぺんに・・・も。
歳とってきている自分の体力と、いろんなことが折り合いつかなくなってきて、
少しずつ、しんどくなってきているのが、目立つこのごろなだけに、
なんか・・・困ったなぁ・・・と思うのだ。