心配する側になって
昨日夕食後、母の足元のホットカーペットの上で私はゴロゴロ転がっていた。(コラコラ)
うつ伏せになった私の頭上で、なにやら父が固まっている・・・
「なに~?」と聞くと、
見てはいけないモノを見たような・・・おそるおそる・・・という声で
「ようさんあるな・・・白髪・・・」と言う。
はぁ~~???思わず、笑い転げてしまった。
そんなん、この歳になって、あるにきまってるやんっ!
しかも、染めたことないから、天然、無防備に毎日さらしてマス!!
気づいてなかったん???そのほうがびっくりやわ~!!!
「知らんかった・・・まあ、ちょうど電灯の下やから・・・よう見えて・・・」と、
なにやらモソモソと、言い訳か慰めか、わからんことをのたもうて、
そそくさと二階へ上がっていった・・・
白髪が「ようさんあるなあ」と言われた娘の心情と、言うた親の心情と、
どちらがより複雑か・・・まあ、うちの場合はおそらく、父のほう。
母の好きなEテレを一緒に見ながら、当たり前のように歌って踊っている(ウソ)娘の姿が、
あまりに日常的なので、おそらく父の頭の中では、娘の年齢というのは、
異次元の彼方に埋没しているのであろう。
ショックが大きかったのか、どうだか、
また今朝から父は体調を崩してピーピー言っている。
前にも書いたけど、“気にしぃ”の“こわがり”なので、
ちょっと具合が悪いと、あっという間に弱る・・・
やれやれ・・・・
もちろん私もふざけてばかりいるのではなく、たまには真面目に心配もする。
どうやら、なんか検診を受ける・・・と言っている。
“気にしぃ”の“こわがり”にとって、それがいいのかどうかは不明だけど
まあ、もうしばらくは、まだまだ元気におってもらわな困る(?)ので、
父の負担が大きくならないように、でも、自分でないと・・・という気概を
保てるぐらいの匙加減で、頼ったり、おだてたり・・・していかねば・・・と思っている。
こんなんで、日頃甘やかしている頭をたくさん使って、
ますます「ようさん・・・」になったらイヤやなぁ~~