沁みついて
いろいろ考えることが多い週末だった。
同級生が亡くなった。
ここにも 書きあぐねるのだけれど、いろいろ思ったし、
今までの自分の考えが、甘いというか、違っていたとも思えることなので書いてみます。
自ら命を絶った死。
なんで、と思う。
子供もまだ小さいのに、なんで、と思う。
生きてさえいれば、
家族にとっても、ただ、生きていてさえくれたら、
ただ、そばにいてくれさえしたら、
それだけで十分だったのに。
残された家族のことを思ったら死ねない・・・と思ってた。
どんなにつらいことがあっても、後のことを思ったら、死ねないと思ってた。
彼女は、自分がいることで、家族に迷惑がかかる・・・と思っていたよう。
現実、家族は、これっぽっちもそんなことは思っていないのに、
家族のためには、自分がいないほうがいい・・・
おそらくそう思って、だから、自ら命を絶った。
なんて哀しい選択。
だけど、病気の中で彼女が考えられた、彼女にとっては最善の方法・・・
その事実を、訪ねた私たちに、とつとつと話してくださったご主人の心を想うと
行ってよかったのか、後悔もした。
ココロが、しんどい時代だという。
自殺者が年間3万人を超え続け、あとをたたない。
生きてさえいれば。
それでも、やっぱりそう思う。
そう思えることが、幸せなのか、
本当の、いろんな闇を、まだまだ知らずに、見ないで、
能天気に、生きてしまっているのか・・・
生きてさえいれば。
それでも、その命が生きているという奇跡が、
何よりも大切な、かけがえのないことだと、
やっぱりそう思う。
そう思いながら、ココロが、苦く、痛い。