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坂部智子プロは神戸新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

妄想リフォーム

坂部智子

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テーマ:日々ねた

すぐ近所に住む友人から、台所のリフォームをしたと聞いていた。
昨日ようやく、「お家拝見」に行ってきた。
(母のショートステイ中は、夜にウロウロ(?)出歩いている・・・)

友人家は、ちょうど我が家と同じぐらいの築27年ほど。
妹とお父さんとの3人暮らし。
(おばちゃんが亡くなった時の年齢に、自分たちがなっている・・・ことにおののく)
以前は、台所と居間との境は、天井までの作り付けの食器棚で塞がっていて、
ちょうど顔の位置ぐらいに、小窓ほど空いて、食器の受け渡しができるようになっていた。

今回、スカッと対面式のキッチンになっていて、吊戸棚も何もない境目はすっきり広々。
部屋全体がとても明るく広くなったよう。
平米数は何も変わらないのに、視覚の効果というのは、すばらしい。

今までは、隔離された空間で、なんだか当番のようで 嫌々・・・であった台所仕事が、
ちょっとついでに、ちゃちゃっと率先して・・・軽々・・・というようになったそうな。
わかる気がする。
私の妄想の「お一人様老後」のリフォームプランには、
この対面式キッチンというのは無かったのだけれど、なかなかいいやん・・・と思った。
メーカーやら、サイズやら、仕様やら、質問しまくり。
あっちもこっちも抽斗をあけて見せてもらって、いちいち「ほ~~」と感心するばかり。

我が家のキッチンは、身長が低い母のサイズに合わせた仕様なので
父にも私にも、ほとほと使い勝手が悪い。
ただ、「流しが低い・・」「腰が痛い~」とずっと言っていた父が
最近言わないのは、慣れたのか、もしかしたら、父も縮んできたのか・・・???

「使い勝手」、大事である。
介護リフォームでも、一番大事なのは「使い勝手」。
転ばぬ先の・・・式の、手すりの取り付けなども ある程度は必要だけど
最近、「住宅改修済み」のお家に伺うたび、やり過ぎ~・・・に思うことが多い。
必要なコト というのは、意外に多くはないのである。
妄想・・・いや、想像力、動きのシミュレーション
その人の、その時のその暮らしにとって、
一番使い勝手がイイコトを、実現できてこそ、最高のリフォームである。

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