徘徊対策の現状
先日訪問したAさん(90歳 女性 要介護1、歩行器をレンタル中)の娘さんより。
2年前、転倒後に歩行がちょっと不安になり、杖か何か・・・と思った時に
ちょうどホームセンターで見かけたので、手ごろなシルバーカーを買った・・・。
Aさんが押して歩いていると、向こうから、近所の人が
もう少ししっかりしたタイプのを押してやってきた。
あらあら・・・お互い・・・こんなん使うようになって・・・と立ち話。
どうやら、相手のは「介護保険でレンタルしている歩行器」だということがわかった。
「Aさんも、申請してレンタルしたら・・・」と言われた。
それで、いろいろ教えてもらって、申請して、認定が要介護1でおりて
こうして歩行器をレンタルしている。
けっきょくほとんど使わなかった、あのシルバーカーは、いったいなんだったのか・・・
今思えば、そもそも歩行が不安になった時点で、
シルバーカーを買おうと思った時点で、
介護保険を申請する状態なのではないか・・・
もし、ホームセンターでなくて、介護ショップに行っていたら
シルバーカーを売る前に、そういったことの説明もちゃんとしてくれるのでしょうか?
紙おむつや、杖や、シルバーカーや、フツーに売っているものを使う時に、
これが必要ということは、もしかしたら介護保険が・・・と
どれだけの人が思うのでしょうか?
いったいどのタイミングで介護保険なんでしょう?
「介護が必要になったら」というのは、“あいまい”過ぎて、わからない。
モノを売る側の人が、ちゃんとわかって、選択肢を提示してくれる必要がある・・・
と、おっしゃった。
ほんとに、その通りです。
伝えること、必要な情報を届けることが
ほんとに足りていないのです・・・
すぐにできることは、なんやろうか・・・