徘徊対策の現状
本日訪問のAさん、要介護2、女性、独居。
明治38年生まれの107歳。
ここ長田あたりでは、特にお元気な高齢者が多くて
100歳前後の方は、けっこうたくさんいらっしゃる。
初めて、100歳をお祝いする総理大臣名の立派な額を見た時は
本当に驚いたけれど(100歳といえば、きんさんぎんさんしか知らなかった・・・)
今では、すっかり見慣れてしまった・・・
しかし、それでも手元の資料の「明治38年生まれ」には、さすがにおどろいた。
お会いしたAさんは、背中もすくっと伸び、室内手すりを持ってゆっくり歩いておられた。
70代までは、地面しか見えないぐらいに背中が曲がっていたけれど
圧迫骨折後のリハビリを頑張って、こんなに背中が伸びたとおっしゃる。
大きな病気も、手術もされている。
TVに出てくる、「この歳まで医者にかかったことない~」というような
超人的な高齢者とはちがって、
いろいろあったけど、一つずつ目の前のコトを乗り越えて
気がついたら今になってる・・・と笑ってはる。
自分でできることは、自分でしたい という強固な意志は、もちろんしっかり持ってはる。
70代後半からでも、100歳を超えても
もうこれでいい・・・と思ったことはないそう。
ちょっとでも、努力することでよくなるなら、その努力はするという。
お会いしている間、何度も何度も「ありがたい」とおっしゃっていた。
側に居る間、私もなんだかとってもうれしくて、ずっと顔が笑っていた。
Aさんの在宅での暮らしが、安全で居心地良くいられるように、
これからも関わっていけることが とてもうれしい。