引き受ける
本日訪問のAさん(90歳、女性、要支援2)
足がほとんどもちあがらずに歩きはるので、家の中でしょっちゅうこけている…そう。
小柄で ころころした体型。
この冬も ホットカーペットにつまづいて 二回こけたらしいが、
上手く、側のベッドにころりんと倒れ込んだので、ケガ無し。
お話を伺っていると、あそこでもこけた、そっちでも…と武勇伝がぞろぞろ出てくる。
極めつけは、2階から階段転がり落ちたらしいけど、
その時も 骨折はなく、打ち身で済んだらしい。
これだけこけた話を聴くと、
今までは無事でよかったですけど、ホントに気をつけてくださいね~と、言いたくなる。
整形の先生がAさんにおっしゃったのは、
「Aさん すばらしいね。上手にこけはる。
もしかしたら背中に見えない羽がついてるんちがうかな~
その羽、傷めんように、大事にしてくださいね」 だったそう。
とてもうれしそうに話して下さった。
Aさんの笑顔に引き込まれ、一緒に「羽~」と、手をバタバタさせて、笑った。
そら、できるだけこけるのを防げぐに越したことはない。
けれど、
こけたらアカンと、固くなるより、なんかこう 守られているかも…という安心感と、
羽を大事にしな~と思う ほんわり やわらかな決意のほうが
ずっといいな と思った。