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目新しい食器で

坂部智子

坂部智子

テーマ:日々ねた

昨年秋から、思い立ったように、まとまった時間があると家で
父を巻き込んで、大片づけを行っている。

お正月から、とうとう禁断の山(?)に手を付けはじめた。
長年にわたり、母が買い込んでため込んでいた“タッパー”と
もらいもの(ほとんどが引き出物ですね)の“食器類”である。

もともとめったに食器を割らない家なので(母も父も、モチロン私も)
地震でかなり割れて減りはしたものの、日常使いの食器は、ほとんどずっと同じもの。

料理をはじめて2年ほどになる父(しげジイ食堂ネタの)は、
けっこう器に凝る(凝りたい)タイプだということが判明しているので
(本を見て作ったのは、なんとなく掲載写真に似た器を探し出してきて盛り付けてある。)
しまいこんである食器の山から、よさげなのがあれば
出して使ったらいいやん~ということで、大発掘調査を行いました。

期待していたほどのお宝は出ず。(当たり前か・・・)
それでも、明るい色のや、びっくりするほど軽いのやらいろいろ出てきた。

父に、「こんなん使う?」と見せると
「おっ ええな~」と、ほぼ何を見せても言う。
次々と箱を開けるのがとっても楽しい。
押入れのかなりのスペースを占めていた、たいそうな箱たちがすっかり空くことになった。

置くスペースには限りがあるので、悩んで迷いながら、長い付き合いのモノのうち
よくよく見れば欠けてたり、ひびが入ってたり、色あせているモノを放り出す。

うちでは、まず使わんな・・・というのも放り出す。
↑これは、バザー用(いつかやる予定のフリーマーケットでもよし)に箱に詰める。
一応“サラ”ではあるけど、どれも中途半端に古びている・・・
“昭和レトロ”と言えなくもないけど・・・・

かなりの体力消耗の末、ようやく“使う気”になる食器だけの食器棚が、できました。
(前からの40肩?50肩?に加えて、肘まで痛くなった~~(泣))

こう見えて(?)、整理整頓は得意。
一にも二にも、使い勝手優先で収納します。

余談ですが、ここ1年ほど図書館で昼休みの友に借りたインテリア関係の本は
ざっと100冊ほどになる。
よく特集されている、見せる収納、飾る収納・・・というのには、全くひかれない。
とくに、“シンメトリー”というのが、苦手。きっちり過ぎると落ち着かない・・・
(この前の「ストロベリーナイト」は、ホンマにえぐかった・・・さらに余談・・・)
雑多な感じに見えて、実は機能的というのに、自己満足しています。

そして、父の食卓は、
いつもの煮物や炒め物も、ぱっと華やいで見えるようになった。
(これでもかというぐらい、次々と目新しい食器をひっぱり出して使っている・・・)
まさに発掘された、ほぼ50年近く前の“ファミリア”の幼児用食器が
今の母にはとても使いやすいし。

ホント、役に立ってこそ。
使ってなんぼです。

○○ちゃん結婚のや、○○くん誕生のや
家族で共有できる懐かしい話題で盛り上がりながら、
これから先の日々も明るく楽しくなって、
いいことづくめの大片づけ でした。

高齢者のおうちでこそ、必要なことやと思った。
しかし、気力・体力あるうち・・・というのは、正論だと実感。

さらに、まだまだ我が家の片付けはあるのです・・・

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