徘徊対策の現状
年始の挨拶で~とたずねて下さったメーカーさんとオムツについてあれこれ話す。
母の介護で日常的に、いわゆる大人用紙パンツ、パッド類を使うようになって
ホントに私情丸出しだけれど、今まで以上に私の関心が高くなっている。
通気性に関する独自の工夫や改善点など、いろいろ教えてもらう。
通気性が高い(よい)と、容量がパンパンになった時、やはり浸み漏れるようだ・・・・と伝えると
出た尿そのものが漏れるのではなく、水分が染み出るのだ・・・という。
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その違いは何?
実験で、色水を紙おむつに注いでいく。
容量いっぱいまで注いで、圧力をかけると、
その紙おむつの下に敷いている布は確かに濡れるが、色はついていない・・・ということらしい。
なるほど・・・
でも、やっぱり、濡れたパジャマやシーツは変えなアカンし・・・と思ってしまう・・・
通気性が低い(悪い)と、肌と密着している側に、出た尿そのものがあふれ出るので、
肌は気持ち悪いし、かぶれることもあるので・・・と力説された。
ここ最近、改良点のメインの流れは、通気性など、この素材の部分らしい。
常に先行している生理用ナプキンの流れから行くと、次は立体構造か・・・と思って聞いてみた。
立体構造が実現すると、もっとも男女差のいちじるしい部分に使うものでありながら
なぜ、基本的に男女兼用商品なのか・・・という長年の疑問、(あえて言えば)最大の欠点が
ようやく多少は解決するのではと思われる。
が、なかなか難しい・・・とのこと。
紙おむつのメーカーは大小入り乱れてかなりの数があるけれど
紙おむつを製造する機械メーカーは、ほぼ一社独占に近い状態だという。
びっくりした。
なるほど・・・だから、ある程度はどこも似たようなモノになっているのか・・・
とも思った。
けっこうショック。
毎日毎日実際に使っているそれぞれの人からの、
たくさんのいろいろな不満や希望を、やっとやっと、メーカーさんに伝えられても
そこから現実に商品化されるまでには、とてつもない道のりがあるようだ。
がっくり。
それでも、伝え続けよう。
伝えないと何も変わらない。
待っていたら、いつか知らん間になんかいいモンが出来て手に入る・・・ということだけは
こと介護用品に関してだけは、絶対ないと、思えるので。
こんなところで、“絶対”が使えることが、そもそも・・・問題・・・ではあるのですがね~
なんでも聞けて、いろいろ教えていただけるメーカーさんと新しく出会えたことは、
何よりうれしいことでした。
もっと勉強するぞ~
感謝感謝!