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日常の中で

坂部智子

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テーマ:日々ねた

今朝は、七草がゆの代わりの、七草お雑煮を食べた。
飾ってあった鏡餅のみかんに、母がかぶりつき、
次はお餅を狙うのが時間の問題だったので、鏡開きを待たずに食べることにした。
七草パックを買って。

洗って刻みながら、ほんとに“草”よな~と思いつつ、
別においしいこともないけど、なんかまあ、暦の上の行事として
律儀に繰り返してやっている感じ・・・

そう思いながらも、母が、いわゆる認知症となって、
いろんなことがわからなく、できなくなっていく中で
こういう季節の、恒例の行事を大事にしたいという想いは強くなっている。

年末には、お正月には、七草の次は・・・
また一緒にその行事を過ごせることを
昨年との、そのまた前、ずっと前とのちがいも
いろいろとかみしめてしまう時間となっている。

しかし、大切なのは、ただの、当たり前に過ぎる日常の中にこそある。
真央ちゃんが繰り返していた、「いつも通り」という言葉(全日本選手権で)。

「いつも通り」にできる、迎えられるということが、どれほどすごいことか。
かみしめているはずなのに、
いやというほど、実感しているはずなのに
ついついあわただしさや、いろんな事情に流されている。
そして、見失う。

今、願うこと、
そうありたいと望むことは、
本当に、謙虚に感謝する心。

仕事でも、母の介護でも、自分の日常でも
改めて振り返ると、モノの見方というか、考え方というかが
まだ、もっと、どうしたら~
というところからになっている気がする。

モチロン、“改善”やら、“よりよい”を見つけて、共に取り組んでいくことが
私の、「ともべぇ」の目指すところなのだけれど
なんというか、
それを目指すこと自体に、もっと“謙虚”と“感謝”がいるのだと思う。
う~ん、うまく伝えられないけど。

仕事が増えて、多少は慣れもして、
少しずつ、自分の強みというか、得意なパターンもできて
基本、お調子者なので、楽観的なことをいいこととして、
日常が緩慢になる。
そして、何かコトが起こると、オタオタする・・・の繰り返し。

“慣れ”たらいけないのだ。
人に何かを伝えることを仕事とする限り、慣れることで積み上げられる“自信”は必要だ。
けど、しっかりと地に足を付けて、深く取り組むためには“謙虚”と“感謝”がいる。
言葉にしないといけないこと自体、情けないことですが
よくよく言い聞かせないとと思うのだ。

次々とやりたいことがある。
広がっていきそうな、チャンスもある。

だからこそ、この一年、日常の中で
“いつもどおり”が、しっかり積み重ねられるように
ここ何年か ずっといろんなことにかまけて置き去りにしていたことにもまた取り組んで
自分の、自分なりのスタンダードをつくれたらと思う。

体のメンテも含めて。
(「若くない」ということが、妙に実感もできている。)

「ともべぇ」は、5月には丸3年を迎える。
いきおいだけで走ってきたけど、
そろそろ、“走り続ける”いや、“歩き続ける”ことを見ていかないとと思うので。

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