兄妹
昨日、かなりの時間を占めていたのは“応援”すること。
TVの前で、母を巻き込んで、もうほんとに気合い入りまくりで応援をした。
お昼間は、福岡国際マラソンの川内選手。
ロンドンオリンピック選考に関わる舞台。
結果は、総合で3位、日本人選手トップの2時間9分57秒でゴール。
これまでもゴールで倒れ込んでしまう姿を目にしているが
昨日も、ずっと歯を食いしばったすごい形相で走り続け、最後は倒れ込んだ。
全てを出し尽くした・・・ように。
40キロあたりまで、日本人1位をめざし、競っていた時に
アナウンサーが、「どちらの(五輪への)想いが強いか・・・・」というようなことを言っていた。
結果で「気持ち」を図る・・・ということに、いつもはあまり賛同したくないと思っている。
「病は気から・・」と言われることに反発があるように。
しかし、川内選手を見ていると、あの走りは、あの粘り強さはどこから来るのか。
とうに限界を超えているように見えるのに、
しかけては、追いつかれ、またしかけて・・・逃げ切って、
そして、ゴールで倒れ込んだ。もうそれ以上は一歩も動けないまでになって。
専門家は、どう見るのかしらないけど、
体には、よくないで・・・と心配しつつ、それでも、出し切るとはこういうことやと思った。
自分は、もうアカン、無理・・・と思った時、ほんとにもう一歩も動けないところまでいってるか・・・
体も、心も、そこまで追い込むことは、していない。
夜、男子バレーボール最終戦を見た。
母と一緒に「ニッポンチャチャチャッ!!」と盛り上がった。
結果は、ストレート負けで、10位。(今朝の新聞では、かなりの酷評だった・・・)
勝つこと、結果を出すことがもちろん求められているし、
ひいき目で応援しながらも、何度、「あ~あ~」、「そこは決めな~」、「またか~~」と
歯がゆくなる場面がたくさんあった。
でもでも、あの、前日の、ボロボロからスタメンでコートに立ち、
果敢に攻めてスパイクを決めた姿を見ていたら(清水選手のこと)、ホンマにすごいと思った。
先に進むには、一歩前に出るには、実践の中で学ぶしかない。
今できることを全力で出し切る。
大事なところでダメでも、そこで逃げずに挑み続ける。
応援しながら、いろんなことを教えてもらった。
とても満ち足りた一日。
ありがとう。
母は、ニュースを見てても、「にっぽん・・・」という言葉が耳に入ったら、
すかさず「チャチャチャッ!!」と言っている。
ここ1っか月、どれだけ洗脳がいきわたったんやら・・・