人を傷つけるのは
父の畑の大根が、今年も見事に豊作である。
先日、久しぶりに姪っ子と一緒に父の畑に行った。
遠目でも、父のところの区画だとはっきりわかる。
ピシ~っと、整然と植わっているのである。
植えて間もない玉ねぎ(600ほど植えたらしい・・・ひぇ~)
夏からずっと止まることなく大量に生り続けている季節外れのピーマン
姪っ子と、競ってハサミで採るとるとる。
なんて、しっかりと肉厚なこと。
そして、メインの大根。
わっさと茂った葉っぱは、虫食いの穴だらけ。
「げ~、すごい虫だらけ・・・」と姪っ子が言うので
「おいしいから虫も食べに来るねんで~」と笑っていたら、
なんと、ほんとによくよく葉っぱを見ると、これでもかというぐらいに
びっしりと虫がくっついている。
思いっきり葉っぱを揺さぶって、落とせるだけの虫を落とす。
(姪っ子も、虫→「きゃー」というようなキャラではないので、またまた競って虫払いをする)
(あらかた落としたら、後は父に洗ってもらう・・・・という甘えた私たち)
きれいになった大根を何本ももって、姪っ子たちは帰っていった。
丹精込めて畑で育てては、あちこちに送り、家では母の料理で味わう・・・・という父だったけど
今では、料理するのも自分。
「大根と厚揚げの煮物」は、週に何度も登場する得意料理になっている。
自給自足、地産地消、種から口まで。
父の元気の素で、母の笑顔の元の、おいしい畑の野菜たち。
安全で安心なことは、あの大量の虫たちが証明している。
なによりのぜいたく。
ありがたいです。