徘徊対策の現状
訪問先のお宅で、最近気になる(目につく)のが、部屋を縦横に渡るコード類。
寒くなるとどんどん増えてくるようだ。
こたつ、電気毛布、ホットカーペット、ヒーターは、まず標準的
加湿器、さらには空気清浄器
クーラーの熱風を回すためとかで、扇風機を出しっぱなしなところも意外に多い。
部屋のコンセントの数は限られているので、必然的に延長コードが活躍する。
あっちから引っ張って、こっちとつないで、入り乱れている。
どうみても 足元が危ない。
聞くと、何度も転びそうになったとおっしゃる。
家の中の床段差は無い。
せっかくの すっきりバリアフリー仕様なのに、
なんでこのジャマなコード達の存在には、ご家族も無頓着なのか
不思議で仕方ない。
許可をえて、あらゆるコード達をコンセントから抜いて、並べてみる
配置を考え、必要な場所に差し込み、延長コードのつなぎも整理する。
数分後、部屋の隅、家具の隙間、ベッドの下などをコードが渡り、
足元の空間はすっきりさっぱり となる。
たいがい、延長コードが数本余る。
「ほ~~」と、みな、おっしゃる。
提案して、変えてみたけど、結局元に戻す・・・ということが
お客様のお家ではよくあるが、
ことこの「コード」に関しては、元の状態のほうがいい・・・と言われたことは
一度もない。
年齢に関係なく、足元のコードというのは、とても危険なモノである。
時間も手間もたいしてかからない。
どうぞ、身の回りを見渡して、必要なら改善することをおすすめします。
「親の家」なんかも、一度そんな“目”で、確認していただきたいと思います。