一緒やったら
昨日のAさんの件について、介護関係の仕事をしている人からは
「なんでそんな事態になったんか?」という疑問がちらほら。
説明(注釈)が足りなくて、すみません。
まず、月曜日が祝日なため、訪問介護が火曜日になったことについて。
これは、Aさんは事前に聞いてはります。
カレンダーにも月曜日の「○○さん」という文字が丸で囲まれて、
火曜日に矢印でひっぱってあった。
けど、ずっと月曜日に来ることになっているので、すっかり忘れてしまっていた。
いつもの訪問時間の4時半が過ぎても来ないので、おかしいなあと
改めてカレンダーを見たら、火曜日になっている・・・
という状態です。
で、火曜日、台風の影響で子供の学校が休みで、またまた休みになったというのは、
○○さんから、「すみませんが行けません」と電話がかかってきて、
そのあと、事業所からも電話がかかってきた。
事業所の人は、「時間は変更になるが、代わりの者を行かせます」と言ったらしい。
(いちおうきちんと対応はされているのです。)
が、毎回変わる“代わりの人”が、全く役に立たなかった体験のあるAさんは、
「誰が来るんかわからんのは、もうええ」と断ったとのこと。
その後、水曜日に○○さんから、「行きます」と連絡があったけど、
月木が訪問介護の日なので、明日には木曜の人が来るからもういいと断ったということです。(同じ事業所の)
で、水曜日にシルバーカーのことで訪問していた「ともべぇ」も
買いもの代行に名乗りを上げました。
が、Aさんいわく、「木曜日に来た人に、空っぽの冷蔵庫と棚を見せたい」・・・
ということなのでした。
私が伝えたかったのは、
Aさんの、「一人でもこれだけできる」という凛とした姿と、
「ふりまわされるのはいや」という想い。
“いっつも決まった日時に、決まった人が来てくれる”という、
ただそれだけでどれだけ安心できるか・・・ということ。
それに合わせて、いつもいろいろ段取りもしてはる。
もちろん労働条件だけでなく、健康上、家庭の事情などなど、阻害する要因はたくさんある。
せめて、「しゃあないなあ」ぐらいで任せて来てもらえる“代わりの人”の存在は重要
だと思った。
人手不足の中、どこもいろいろ工夫改善している。
それでも、Aさんのように、「空っぽの冷蔵庫を見せたる」という形での抗議は
あんまり届いてはいないように感じてしまう・・・・
たとえこっち側にどんだけ苦しい事情があっても、巻き込んではいけない
と、刻む。