目が離せない
歩行器をレンタルされているお家へモニタリングに伺った。
歩行器は玄関先に置いてあった。
対応に出てくださった奥様に、いつものように
どれぐらいの頻度で使っているか、遠くてどこまで行くのか・・・などをお聞きしていた。
ら、奥からご主人(使っているご本人)が、
「点検とちがうんか」と、険しい声で言いながら出てきはった。
「どこ行くやらも 言わなあかんのか」・・・とおっしゃる。
「ありがとうございます」
「うまく使えているのか、今のお体の状態に合っているのかを確認するのが
一番大事な仕事なんです」と答えた。
「歩行器だけみても、何もわかりませんので・・・」
「ほ~~~」と、すごく不思議そうな顔をしながらも
そこからは、こちらの問いかけに いろいろ話して下さった。
「押すのに力がいるから、肩が痛い」←ブレーキを握ったままで押しているのか?
「ハンドルがもう少し長いほうがいい」← 体から離して歩いているのか?
「店によっては 通路が通れなくて入れない」← 優先事項になるか?
などなど。
結論としては、
足元がもう少し広く、タイヤの動きがなめらかなほうが、楽に押せるのでは・・・
入れない店があるのは 仕方がない・・・・となり
違うタイプの歩行器を 試してみたいということになりました。
「歩行器を見にくるんやと思っとった」と、またおっしゃっていました。
モニタリングの重要注意点。
「○○(レンタル商品)の調子どうですか~?」と言って、訪問してはいけない。
○○(レンタル商品)だけしか見れないことになりかねない。
ご家族の意向などもあるので、必ずご本人が居るというのは、かなわないこともあるけれど
本来は、ご本人とレンタル商品 そろって確認させていただきたいのです。