徘徊対策の現状
昨日のAさんについて
「気を取り直して、あきらめずにがんばれたら 回復できるんちゃうかな~」
「応援してる」との声が届いた。
しばしば登場する、幼馴染のお医者のみっちゃんの患者さんで
96歳の男性、1年半ほど前に 駅の階段で転倒して骨盤骨折。
整形の医師から「寝たきりになる」と言われ、家族も、病院スタッフも
みっちゃんら内科医も、そりゃ寝たきりになるやろ~と思っていたらしい。
が、すごいまじめにリハビリして、地道に回復。
なんと今は、杖なしで歩いているらしい。
しかも 一人暮らし。
ほっそりした小さいおじいちゃんやけど、
明るいしっかり者で、がんばりやさんの、ちょっと頑固モノ・・・な御仁とのこと。
そう。
要は起こったことを どう受け止めて、どう取り組むか。
ホントに。
大事なのは、ソコでした。
やりきれん~と泣いている場合ではないです。
Aさんの今後をどうサポートするか。
Aさんに 添えるように、
そして、できれば 第二・第三のAさんを防ぐために、
現状の中でも 何ができるか
向き合って、取り組んでいこう。
京都で介護保険の「福祉用具貸与事業」を行っている友人は、
同業の他事業者さん達と、現場で起こる様々な事例についてのケースワークや
勉強会に取り組んでいるとのこと。
営業地域の拡大や、価格競争など どちらかというとここら辺りでは
けん制しあうことはあっても、
「共に学び、高め合う福祉用具業界」とは、なかなかなっていない。
何のために、この仕事をやっているのか、
住宅改修や福祉用具の導入などで、在宅生活環境を整えることだけが
目的なのではない。
環境を整えた、その先。
何をしたいのか、どんなふうに暮らすのか。
その先を、ご利用者さんと、周りの人と一緒に描くこと。
そして、実現のためのサポートと応援をすること。
そのためには、周りを巻き込むことに もっと積極的に関わらないとと思っている。
近々、その友人のネットワークに寄せていただく機会ができた。
京都での取組みを 学んできます。