徘徊対策の現状
本日、モニタリング訪問したAさん(80歳♂)在宅酸素療法中。
室内用歩行器をレンタルしていただいているが、
チューブが車輪に絡まるので、実際のところほとんど使っていないとのこと。
確かに、室内の歩行は、往ったり戻ったり、向きを変えることが多々。
少しの移動で、もうチューブが右と左にクロスしている。
チューブを「またぐ」ことも「くぐる」ことも、動作としては、高度。
足元のチューブにばかり意識が向いて かえって危ないことにもなる。
「在宅酸素」で検索してみたが、
Aさんがすぐに活用できそうな対処方法というのは、出ていなかった。
天井にチューブを配管して(張り巡らし)、移動の道筋によって、
カニューレから外して差し替える・・・というすご技のお家がでていた。
壁のフックにかける案・・・しかし、いちいち手間・・・らしい。
ダンボール箱に収納して、せめて床を這わすことだけでも回避する・・・なども出ている・・・
実際の生活の場所で、
実際に日常で使ってみて
はじめてわかる 不都合、不便、危険なこと。
その人にとっての 最善の解決策を見つけるには、
既存のノウハウやマニュアルでは不十分だし、
そもそも 個別な問題に対する情報の量が圧倒的に少ない。
想像力とツテを辿っての地道な収集で
なんとか少しでも 改善できる方法をみつけないと。
この項 続くで。