バリアフリー展2013 新商品ご案内 ベッドマット編
介護保険で特殊寝台(電動ベッド)をレンタルされているお家にモニタリングに行くと
マットの上に敷布団がど~んと乗っていることがよくある。
基本的には、マットの上には、ベッドパッド(四隅にゴムバンドがついた敷きパッド)か
シーツぐらいにしていただきたいところ。
背上げをすると、布団がくしゃっと寄ってしまい段差ができる。
床ずれの原因になることもある。
マット本来の機能・・・体圧分散などが 全く活かされないことになる。
大きな声では言えないけれど、
布団を乗せているお家では、ベッドのコンセントが入っていないことが多い。
運ばれた時のままの高さ。
ひどい場合は、頭が30度近く上がったままで ずっと使われていることもある。
(そして、腰が痛い・・・とおっしゃる・・・・腰に負担がかかっている・・・)
まず、コンセントを差して、立ち座り動作に適した高さを合わせる。
横になってもらい、寝返り、起き上がりの状態を確認し、背上げ操作が必要であれば
再度説明する。
背上げ、足上げ位置と合うように、身長によっては 枕の位置を変えて合わせる。
しかし、改良され単純にはなっていても、電化製品なので、いろいろリモコン操作が必要で
どんなに説明をしても、ご本人も ご家族もわからないことも実際よくある。
どの状況での使用を最優先とするか
場合によっては、本当に特殊寝台が必要なのか再選定をすることもある。
必要だけど、使えないので、使っていないだけ・・・・というのが一番多い。
一人暮らし、老々介護の割合は、どんどん増えている。
必要な用具と、使える用具に 隔たりがある。
こんなことぐらい・・・簡単やん・・と思うのは、こちら側の思考。
「想定外の事故」の“想定”の枠が狭くなると、本当に危険。
こまめなモニタリングと、関わる側の連携が本当に、ますます重要。