沁みついて
葉っぱが少し出かけて、少しの風でも花びらが飛ばされる、
このタイミングの桜が一番好き。
桜並木の下、自転車を走らせていると、顔に花びらがまとわりつく。
口の中にも入ってくる(口あいてるんや・・・・)。
(味はいまいち)
花びらが散るのは、はらはら?、ひらひら?
はらはら・・・・は、涙の枕詞っぽいし(?)、
ひらひら・・・は、もっと意志のある飛び方のようやし・・・
前から、おじいちゃんに手を引かれて歩いてきた2歳ぐらいの女の子が
桜をみあげて、「さくら~~ほろほろ~」と言ってわらっている。
(口がまわっていないだけか・・・?)
けど、「ほろほろ」ね。
なかなかよい。
思いつかなかった。
通り過ぎてから、ずっと、桜ほろほろ~♪♪と歌いながら
帰ってきた。
毎年見慣れた景色。
それでも、年々、竹内まりやさんの歌詞がしみるようになった。
「~~満開の桜や~~~を
この先いったい何度 見ることになるだろう~~ 感じるその重さ~~」
しみじみ、思う。