徘徊対策の現状
こもった熱気、うだるような暑さ。
汗が吹き出し、立ち上がったとたん目の前が 一瞬真っ暗になった・・・
炎天下の話ではありません。
モニタリングで訪問したお家の中でのこと。
午後2時過ぎ。
トタン屋根が焼けて 室内の気温がぐんぐん上昇してそう。
高齢のご夫婦の二人暮らし。
部屋の中は ゆる~く扇風機が回っているのみ。
「神経痛にこたえるから・・・クーラーはきらい」とのことでした。
私の汗をみかねて、「ちょっとつけてみましょか~」と リモコンを探して
ようやくクーラーがつきました。
冷やしすぎないように、設定温度を28度にすること。(除湿も可)
もったいないと言わずに 窓を少し開けること。
痛い関節は、サポーターや膝掛けなどで防御すること
ゆるく扇風機も回しながら、午後の一番熱い時間帯は
せめて1時間でも クーラーをつけて 室温を下げるように お伝えしました。
ここのお家だけではありません。
高齢者の熱中症の50%以上が自宅で起こっている そうです。
うちの家も まあたしかに山奥ではあるけれど、
なかなかクーラーをつけず、帰った時には 卒倒しそうになる。
(なんの我慢大会やねん~~~と毒づいてしまう・・)
熱中症対策としては、
・暑さをさけること
・水分をとること
・汗をかきやすくする(シャワーや入浴など)
・汗を吸いやすく 通気性の良い衣服を身につけること
・体力をつけるために、栄養・睡眠をしっかりとること
などが 上がっています。
知識としては 知っていても、
今までの生活習慣や “もったいない”が先立つし、
まして、家の中は大丈夫と 思い込んでいる。
「げげげの女房」を見てても クーラーなど無い部屋で
汗をしたたらせながら 過ごしてはる。
それがフツーだった。
けれど、本当に、この暑さは“今まで”とは違う。
一度伝えたから大丈夫・・・にはならない。
くりかえし くりかえし
ホントに 元気にこの夏を乗り越えられるように
大事に至らんように、
うるさがられても 伝えていこう。