野外の楽しみ
某新聞に載った記事を見て 何年ぶりかに連絡をくれてた母の知人の家族が、
昨日家に遊びにきてくれた。
昔、私たち兄妹が習っていたつながりで、母はヤマハ音楽教室の受付おばさんを長い間やっていた。
その教室に通っていた親子さんです。(習ってたのはおねえちゃんで、その子はついてきてた?弟でした)
中学生になったその悪ガキっ子が、急病→手術で入院してきたのが、
当時私が検査入院で転院していた病院でした。
廊下で、母二人がばったり出会ったらしく、お互い泣き語り合ったようで、
それからその子は暇さえあれば私の病室にやってきてた。
チェスやオセロなんかのゲームを抱えて。
(私は一度も勝ったことがなく、あまりのへなちょこさに すぐにあきられて
病室の他のお姉さんやらが相手してたな。)
そのつながりで、数年後、私が自宅療養になった時、大学受験の家庭教師を少しの間させてもらった。
(勉強の息抜きのおしゃべりに来てたというのがホントのところ。)
結婚して、(式によんでもらって主賓席に座らせていただいた。
新婦が新郎に初めて会った時の印象を「とてもおとなっぽくて・・・・」と語ったところで、
真顔でふいてむせてしまいヒンシュクをかった。ごめんなさい。)、
今ではパパ。
昨日はその愛娘ちゃんを一緒に連れてきてくれた。
母の記憶の中では まだ小さな悪がきっ子が、パパとよばれ、しっかり面倒もみてる。
時間の流れと人とのつながりが 飛んだり戻ったり、ちがうとこにいったりしながらも
一緒に楽しい時を過ごした。
やっぱり 小さな子どもが持つ力ってすごいなあ。
日頃 平均年齢の高い我が家に なんか魔法がかかったように
甘くはれやかな空気がまとった感じ。
(愛娘ちゃんは、父に妙になついて 二階で一緒に遊んでたよう)
こんなふうに 一つの出会いからのつながりが 何年も離れてもしっかり続いてて
また世代も超えてつながる。
古い知り合いと母が出会うことを 一瞬やけど「大丈夫かな(母にとっても相手にとっても)」と
思ってしまってた。
この貴重な時間を失くすとこやった。
ありがとう。
「今」を大事にと言いながら、縮こまって閉じていたのは私。
大丈夫。
昨日のたくさんたくさんの笑顔。
これよね。