百日たって
私が入院中に、まだ兄と結婚する前の姉がお見舞いにくれた絵本。
何度も読んで、お気に入りで、何冊もプレゼントにもしてきた。
この事務所にも持ってきていて、なにかこう、仕事の動きが滞ったり、
止まって感じるときに ちらっとながめたりしている。
ジャン・ジオノ原作 フレデリック・バック絵
このコラムによく登場する吉野ですが、
今、桜の危機に直面している。
原因は 多説あるようだけど、雨の量と降水時期の変化による土の水分量の変化など。
ナラタケ類の発生が顕著で、幹や枝をウメノキゴケに覆い尽くされた木も目立ってきて、
若木でも急速に衰えるケースもあるそう。
1300年間 守られ続けてきた桜の危機。
研究、調査から 対策、保護、様々な支援、募金が進められている。
木を植える人がいる。
新しい桜の木を ただ 黙々と。
生まれた時から吉野にある桜の木。ただ 当たり前にあるのではない。
守り、育ててきたからこその 伝統。
日本の人々を、世界を魅了する 一目千本。
創るから あるんやと 改めて 知る。