週休3日制時代のパラレルキャリア支援
こんにちは。「専門家を使う専門家」のコラムの翻訳者、えりかです。
今回のコラムでは、“働き方改革”についてのお話です。
このコラムの大きなポイントは、“「今日できることは今日中にやれる仕組み」を構築した会社が残れる会社”です。
そこで、仕組み構築【IT/AIの活用】が必須になってくるのです。
さて、専門家を使う専門家の話が始まります。
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働き方改革は新型コロナウィルスの感染が始まる前は声高に言われていました。
なんでも、企業として取り組まない会社はブラック企業であるとまで言われていました。その時は、コンサルタント会社が時流に乗った売り込みやすいテーマとして積極的にPRしていました。
私はその時から、天邪鬼的に疑問を持っていました。「働き方改革」は「働かない改革」ではないかと。
「仕事での成果レベルの維持をしながら、そのための仕事のやり方を効率化して、仕事以外の時間も作りだしましょう。」という考えは素晴らしく、私にはとてもできないなと思っていました。そのあとで新型コロナウィルスの感染症が広がり、「出社人数の制限」「在宅勤務が基本」となり、この「働き方改革」が強制的に実現されたと言われてきました。
しかしながら、そのことで「仕事が本当にできる人」と「仕事ができると評価されていた人(実は、仕事がそんなにできない人であることが)」がわかってしまいました。
「働き方改革」」の是非を考えた場合、人間はどんな表現を取っても読む人それぞれの主観が入り、つまり「自分はこうだ。」というフィルターの元に考えてしまいますので、客観的に物事を考えられるような例えとして分かりやすい何か良いものはないかを考えました。
そこでたどり着いたのが「あん」です。
こしあんと小倉あん、皆様はどちらがお好きですか。
こしあんは、小豆を裏ごしして皮を取り除いて練り上げています。
小倉あんは、こしあん以外のものの総称であり、小豆の粒をつぶさないように炊き上げたもので小豆の皮を残しています。小倉あん=つぶあんとも言います。どうみてもこしあんの方が仕上げに1工程多くかかっています。さて、味はどうかと言いますと、食感は別にして、どちらも美味しい。つまり、「美味しいあんを作る。」と言う目的に対してはどちらも成し遂げています。違いは、小豆を裏ごしして皮を取り除いて練り上げることまでやったかやらないかです。こうなると小倉あんは少ない工数で目的を達成しているので、こしあんに比べて「働き方改革」が進んでいると言えます。それでは、こしあんは手間をひとつ余分に加えているので「働き方改革」には逆行していると言えるのでしょうか。
「働き方改革」は手を抜いて仕事をすることではありません。「手を抜く」とは、相手からみてどちらを求めているか、つまり「小倉あん」か「こしあん」かですね。せっかくひとつ手間をかけても相手がそれを余分と思うだけなら不必要ですし、相手がそれを親切丁寧な行為として受け取ってくれるなら価値があることですね。
すなわち、「働き方改革」のポイント1は、「受け取り手からみてどうなのか」です。
次に、よく誤解されている「働き方改革」の標語として、
・残業は辞めよう ・休日出勤は禁止
そのために「今日やらなくても明日やればよい仕事かどうかを考えましょう。」というのがあります。
これは、「今日できることを明日に延ばしてもよいだろう。」と言うことではありません。
反対に、「今日、残業してまでやり切って、残ったものは自宅に持ち帰ってやり遂げる。」こと
でしょうか?
どちらでもありません。
「今日できることを残業もせず、自宅に持ち帰りもせず、今日中にやり遂げる。」そのためにITやAIを使って会社側が支援することが真の働き方改革だと思います。これが「働き方改革」のポイント2です。
今日できることは今日中にやる。それを勤務時間内にやり遂げるためにITやAIの支援がされている会社、
このような会社が真に働き方改革を実現している会社と言えます。
「働かない改革」を実現してしまった会社の例があります。
1日目・・・お客さんから夕方に依頼を受けたことに対して、
「今日は遅いので回答しなくてもいいや。」と考え、帰宅途中で会社の仲間と飲みに行く。
2日目・・・あくる日、「昨日、ご連絡頂きました件は検討してご連絡いたします。」と納期回答なしの受信しましたと言う返事のみをお客さんに送信。
3日目・・・やっと社内の検討部署に打診。
4日目・・・社内の検討部署からの返事待ちで、こちらから督促はしない。
5日目・・・お客様から督促あり。(※ふつうは一両日中に回答するのが常識と思いますので当然ですね。)大慌てで、「現在、検討中につきお待ちください」と返信し、社内の検討部門に「どうなっているか。」の督促メールを入れて帰宅途中で週末の飲み会参加。
これは作り話ではありません。実際にお聞きした会社の例です。お客様からみて、これではこの会社に依頼できませんね。
しかし、皆様の会社でもひょっとしたら少なからず起こっていませんか?
「今日できることは今日中にやれる仕組み」を構築した会社が残れる会社になるのです。
働き方改革にはITの技術が欠かせません。
追伸:2022年4月12日付、全国経済紙に「○○、週休3日で給与維持」「生産性向上へ働き方改革」そして「時間から成果へ転換」の記事が掲載されていました。
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