コンサルタントになるには Part2. 適性があるか
『コンサルタントになるには』シリーズとして
33年間の経営コンサル業界経験を元に財田の経験などををお話していきます。
私がコンサルタント業界に興味を持ったのは、遠縁に経営教育コンサルタントの方がいたためです。
この方と話をしていますと、企業における問題点が、あたかもその現場に自分がいるかのように聞き取れました。
「コンサルタントとは不思議な人種だな。」と思いました。
それから、新卒として化学品を製造しているメーカーに入り、この会社では、経営教育コンサルタントから聞いた問題点がそのまま表出していました。
新人ながら、「よく会社の問題点をつかんでいるな。」と表面上は褒められましたが、実は煙たがられていたように思います。
ちょうどそのころ、マッキンゼーの大前研一さんが「企業参謀」という本を出され、偶然、書店で衝動買いしたのが、「経営コンサルタントとのファーストコンタクト」でした。この本は、最近、改訂版を買いましたが、理科系の技術者がコンサルタント会社に入社して、経営と言うものをどう理解していったかの考え方が書かれており、これまで経営を経験していない者としては、目から鱗でした。今でもバイブルとして重宝しています。
入社後、数年して和歌山に出張した時、次の列車が来るまで1時間近く待たねばならないことがわかり、仕方なく、そこにある書店で本でも立ち読みすることにしました。まあ、地方の書店なので都会にはおいていない絶版の本が多くおいてあるのに驚きました。その中で気になる背表紙のタイトル「販売管理システム」(正式な書籍名は忘れましたが)を手に取り、読んでみるとなんとびっくり、製造では行われている工程管理を営業に適用する方法が書かれていました。おもわず、これだと思い買い、帰りの大阪行きの列車の中で読みました。
当時の営業活動に役に立つのはもちろんながら、経営として営業部門をこのように変えていかねばならないという想いを持ちました。しかしながら、入社して数年の人間が言っても聞いてもらえるわけはなく、また、当時の部門責任者が、「しつこくお客さんのところに行けば受注は取れる。」と言う体力・忍耐・訪問量思考の方でしたので、かなり嫌がられたのではないかと思います。
この「販売管理システム」を執筆したコンサルタントが在籍しているコンサルタント会社が中途採用を募集していることを知り、応募しました。その後、いろいろな経緯があり、めでたく入社して31年間勤務させていただきました。
その間にお会いした経営者(CEO以上)は300人になります。この方々と経営コンサルタントの活用の仕方について話し合い、結果として500以上のプロジェクトを運用させていただきました。経営者側から見て、コンサルタントを活用する理由というのはかなりシークレットなものがあり、そしてそれが経営コンサルタントを選ぶ時のフィルターになってでてきます。
以上が、私の経営コンサルタントとの出会いから現在までのストーリーです。
経営コンサルタント業界での通算キャリアは33年間に及びます。
この間に、この業界で得た経験から、コンサルタントになるには、コンサルタントになりたいと言う方に、ご参考として、連続してコラムで述べさせていただきます。
「コンサルタントになるには本」が数多く出版されています。コンサルタント自身が経験から出版した本は得るところもあるのですが、多くの本は書籍購入後のサービスへの誘導や、自社のコンサルタントとして応募者を集めるための目的であったりしています。また、コンサルタントになることはできても、コンサルタントとして仕事が継続的に取れるかについては、あまりにも無責任な書き方がされています。
私の話は、「はたしてあなたはコンサルタントに向いているのか」から始まります。
次回からお楽しみにしてください。
コンサルタントにご興味のある方はこちらも合わせてご覧ください。
https://mbp-japan.com/hyogo/takarada/service2/5002926/
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