終活はいつすべきか?「まだ元気だから大丈夫」は間違っている!
昨今、遺言書を作成される方が増えています。
一方で、遺言書なんて作成したくない!と考えられている方もいらっしゃいます。
遺言書と聞くと、「(自分の)最後を意識してしまい気が進まなくなった」というご意見を伺ったことがあります。
お気持ちを察すると、それは致し方ないことだと思います。
しかし、遺言書作成に前向きな方も、あまり乗り気ではない方も、試しておいたほうが良いことがあります。
それは、ご自身の『資産リスト』を作成することです。
「それだけ?」と思われるかもしれませんが、これが意外と効果的です。
ご自身の現在の資産をリスト化して”見える化”することで、次のようなメリットがあります。
1.ご自身の現在の財産状況を、客観的に把握できる
2.誰にどの資産を相続してもらおうかを検討する材料となる
3.これからの生き方や人生の計画を考えるキッカケとなる
4.相続開始後、相続人の方が「遺産がどこにあるか分からない!」を防ぐことができる(探す手間が省ける)
遺言書に抵抗がある方でも、今より先の生き方や人生の計画は必要になると思います。
万が一の際に、相続人のみなさまが遺産承継をするにあたり、スムーズに進めることが可能となります。
資産リストを作成するだけなら、少しの時間さえあれば、専門的な知識は要りません。
資産をリスト化することは、遺言書だけではなく、任意後見、家族信託などの他の生前対策でも有効です。
ご自身のため、残されるご家族のため、資産リストの作成を試されることをお勧めします。
※別のコラムで、資産をリスト化する上での注意点を述べたいと思います。
染田司法書士事務所 https://www.bespoke-office.net/