SILIMの思い
今回は前回に引き続き、「友達や家族に相談するのと専門家に相談するのと、何が違うの??」の後編をお届けしていきます。
前回は、友人や家族に話すと”話しやすさ”やすっきり感などが感じられやすいということをお話ししてきました。
逆に、カウンセラーなど専門家に話すとの違いには、何があるのでしょうか?
まず、みなさんにお聞きしたいことがあります。
友人や家族などに相談されている方、すべてあなたの思いや気持ちなどお話しできていますか??
中には、「家族には言いずらい」や「友達に言っても、わかってくれなさう」などと感じている方や一度友人などに相談しても、すっきり感や逆に嫌な思いなどを感じた方がいらっしゃるように思います。
人に相談するにしてもなんでも話せるかというと、なかなか難しいことでもあると思います。
専門家(カウンセラー)に話すということは、まずなんでも話しても良いということです。
それはなぜか。カウンセラーだけではありませんが、守秘義務というものが存在しています。
カウンセリングの中で話した内容というものは、外には出ないものとなっています。
もちろん、中には例外のケースもあります。そこに関しては、事前にカウンセラーより説明を行います。
また、カウンセリングの中には様々なルールが存在します。
なぜルールが存在するのか。
それは、まず相談者である”あなた自身”を守る・安心してもらうためです。
そしてお互いにルールを設けることで、予めカウンセリングのイメージをつかんでもらいやすくするためにもあります。
このルールには、時間や役割・目標、流れなど他にもいくつかあります。
ここが、一番友人や家族に相談するのと大きな違いであると考えます。
想像してみてください。
家族に相談するとき、ルールを作っていることはなかなかないと思います。
友人や家族とは、いい意味で自由に話すや聞くが行われていると思います。もちろん、その方がリラックスや身近な人に聞いてもらえたという安心感があることもあると思います。
それに対してカウンセリングは、専門家と言われるように専門的な学習はもちろんトレーニングを積んでいるものが、あなたに関わります。
それが、何につながるのでしょうか?
やはり、第三者として安心できる専門家がいるという安心感だと思います。
カウンセラーとルールを結ぶことで、守られた空間や明確で安全な設定の下であなたが話しやすい雰囲気や環境となりやすいと思います。
また、関わり方にも違いがあります。
特にSILIMの関わり方の特徴しては、傾聴・共感を主軸にしています。
本当の意味での傾聴・共感というものを、体験できることであなた自身で「今、私ってこんな感情なの?」や「自分はこんな風に考えていたんだ」などと、”自己探求””自己理解”へつながりやすいかもしれません。
そして、一方的にこちらから助言などは行いません。まず何よりもあなた自身が抱えている問題や気持ちに深くこちらも理解できるよう、聴いていきます。
友人など身近な人へ相談していると、中には「そんなん、気にしすぎやって、俺(私)なんかさ。。。」や「大丈夫やって」「もっと〇〇したら?」などと、話が逸れたり逆に課題などを言われ話す前よりも疲れることもあると思います。
SILIMでは、まずお話し来てくれたこと、そして”あなた”を尊重していきます。
また専門性という点も大きな違いかと思います。
カウンセラーも専門家の一人です。なので、お話を聴いていく中でカウンセラーが必要だと判断した場合などに、専門的な観点からあなたにとって必要なものが提案されることもあります。
ポイントは、提案なのです。強制や一方的ではありません。
人には、それぞれのペースというものがあります。
そのペースを見ながら、専門家として「どうでしょうか?」というスタンスでお伝えしていきます。
SILIMとしては、カウンセラーが何かするというのではなく、あなた自身が「やってみよう」「わかった」「大丈夫そう」となるまで、とことん寄り添います。
あなた自身の力で問題や悩みに向き合えるよう、”聴く”というスキルや他のスキルを使いながら、あなたが本当はどうしたいのか、どんな気持ちなのか、何に引っかかっているのかなど”あなた”に着目していきます。
なので、どちらかというとあなたのペースで一緒に考えていく”伴走者”というイメージが近いかもしれません。
ここまで、やや難しい言葉もあったように思いますが、身近な人に相談するのと専門家に相談する違いについてお話ししてきました。
ここでの専門家は、心理カウンセラーとしています。
みなさんいかがでしょうか?
もちろん、両方に良さや時には気を付けないといけないポイントがあると思います。
あなたにとって少しでも過ごしやすい、スッキリしやすいヒントやきっかけになればと思います。