SILIMの思い
今回は、「フラッシュバックって知っていますか?」の後編でお届けした選択肢の一つ、”焦らない”ということに関してお話ししていきます。
なぜ、追記で”焦らない”ことに関してお話しするのか。
それは、フラッシュバックが起こっている中で、焦らずに自分でするということはとても難しいことという意見があるためです。
確かに、私自身もいざ起こった際に自分で焦らずにいられるかはわかりません。
私がどんなイメージや思いでフラッシュバックが起こったとき、対応できるかをここでお話しできればと思います。
結果的に、焦らないことは難しいかもしれませんが、何か事が起こる前に「こんなことが起こったら、〇〇すればいいんだな」と思うだけでも、不安などの感情は低くなるのではないかと思います。
実際に、強い恐怖や不安、泣きたい気持ちが過去の経験の思い出しで苦しい時は、無理せずそのまま落ち着くまで安全な場所で過ごすことがポイントかと思います。
もちろん、自分ひとり移動は難しい場合もあるかと思います。
もし、周りに知り合いの方や「あれは、辛そう」と思う人がいた場合は、安全な場所に移動の手伝いや声替えをしてあげるのも一つかもしれません。
ここで、中には「そんな、周りに人がいるのにワーワー泣くなんて、できない」と感じる人もいらっしゃるかと思います。
迷惑をかけてしまうなどと思うかもしれません。確かに、泣くということは人前だと余計にしにくいですね。
迷惑をかけてしまうから、何かをしないというのはあなたのこころがよりしんどくなるように思います。
そのあなたにとって、”迷惑をかけてしまう”というのはどこから来るものなのか、一緒に考えてみませんか?
もし、身近にフラッシュバックが起こって苦しそうな方がいた場合は、無理をしないよう見守ってあげてほしいです。また危険な場合は他の周りの人に助けを求めてもいいと思います。
そして、フラッシュバックの症状がとてもつらい時は、抱え込まずに医療機関や専門家へ相談してみてくださいね。