SILIMの思い
今回は、前回お届けした<親の介護などver.>「なんで言うことをわかってくれないの?!」「すごいわがままでイライラする」などの対応の仕方 について少し追記しておきたいことがあり、ここで【追記】としてお届けしていきます。
後編でお届けできなかったこととは、後編の最後にお話しした「小さいうちから、気持ちが上がるポイントを知っておきませんか??」という部分の”小さいうち”についてのお話しです。
小さいうちからと聞くと、年齢が小さいのか・壁が小さいのか・不安などのトラブルが小さいのかなどと人によって解釈が分かれやすいと思います。
私がみなさんにお伝えしたい”小さいうちから”というもののイメージをお伝えしていきます。
みなさん想像してみてください。
例えば、公園で遊んでいる時かけっこなどで膝などを擦りむいたとします。初めは痛さを感じず消毒をし絆創膏を貼りました。傷はどんどん治癒してきました。
このような状況はみなさんが小さいころほどよくあることとも思います。
これが大人になり、ふとした時に打撲や捻挫をしてしまい、すぐに治療するのではなく「これくらい大丈夫」と自分で判断していつの間にか病院に行かないといけないほどの状態までになってしまうこともあると思います。
このような時「もっと早いうちに行っておけば」などと後悔を感じたことはありませんか?
これらは目に見える傷の場合です。
ですが、こころの傷はどうでしょう?目には見えないと思います。
特にあなたのこころの状態が不安定だったり、緊張状態だったりするといつものように考えることがしにくいこともあるでしょう。
このように、こころのサインをスルーしてしまうと本当に病院など専門機関に通う必要な状態になることもあると思います。
そうなると、どうしても時間がかかったり今以上に自分への焦り感が不安も増すこともあるかもしれません。
ここまでお話しして気付かれた方もいらっしゃるかと思いますが、私がお伝えしたい”小さいうちから”というのは、”いつもと違う””なんか変””眠りにくい””傷つきやすい””考え込んでしまう”などといったこころのSOSサインを見逃さないでほしいということです。つまり、早い段階で気付いてほしいということなのです。
ですがこれは初めからみなさんが、「今日はなんかいつもと違うな」などと感じるかというとそうではない方のほうが多いと思います。
ではどうすればいいのでしょうか?
それは、”あなたのいつもの状態を知る”ことが大切だと思います。何よりも基準(今のあなたのこころの状態)を知らないと、あなたの過ごす環境刺激(ストレスなど)によって起こる変化(気分の変動、不眠、食欲不振など)に気付きにくいと思います。
このいつもの状態を知るためにもカウンセリングで対応が可能なのです。
一緒に考えていきましょう。