SILIMの思い
今回は、前回の続きで「朝起きずらい。。。」などで苦しむあなたへの後編になります。
とくに、どのようなかかわりやできることがあるのかについてお話していきます。
様々な原因があるかも?
前編でお話した起立性調節障害になるきっかけとしては、様々な要因があるとされています。
その中には、生活習慣やストレス性などがあります。
「〇歳に多い」など情報がありますが、広い年代であるともされています。
またこの症状は目に見えないために本人からの「なんか変」や「朝体がだるくて起きずらい」などのサインが大切かと思います。
お子さんや身の回りの方で、「起立性だった」と聞かれたとき「どうしたらいいんだろう」とほとんどの方が悩まれると思います。当然だと思います。
実際に午前中調子が悪いが、午後には調子が良くなることもあるようでその様子を見ているとほかの人からは「やっぱりさぼりじゃん」「動けるね」「大丈夫だね」などと軽く感じられたり本人の苦しみをなかなか理解してもらえにくいとも思います。
「何があったの?」と聞いても。。。
親御さんや身の回りの方が心配になり「何かあったの?」「何が嫌なの?」と聞くことがあると思います。答えられる人もいるかもしれませんが、私はほとんどの方が「わからない」「でも起きれない」「体がだるいの」と感じているのではないかと思います。
本人が辛いにもわかるが、どうしたらいいかわからないというのも支える側としてはもどかしい思いで苦しいと思います。
では、どうしていけばいいのでしょうか?
もし、「うちの子最近、起きずらそうだなー」「朝特に調子が良くなさそう」などの様子の変化があり気になる場合は、一度医療機関を受診されるのも大切かと思います。
「そんなことで」と思うかもしれませんが、まずは今の状況を知るという意味でも大切なポイントなのかもしれません。
「なんか変」などの調子の変化は、こころのSOSサインだとも思います。
そして、私は「その子の気持ちのペースに合わせる」というのも大切ではないかと思います。
「朝しんどいー」などと子供なりにSOSを出して、いろいろ「どうして?」「なにかあったの?」と聞かれると、本人としてもわかりにくいことだとより答えにくく気持ちもより下がりやすいかもしれません。
もちろん、親御さんの気になることはもちろんのことだと思います。
まずはお子さんの気持ちに寄り添っていきながら、調子の良い午後などにゆっくり話を聞いてあげるのも一つなのではないかと思います。
カウンセラーである私としては、まずはしんどい苦しい思いを聞いてくれる受け取ってくれる存在が近い距離でいると本人が感じれることが大切だと思います。
「少し変」が我慢などでいつまにか「どうしようもなくしんどい」になってしまうこともあると思います。そうなる前に「聞いて」と言える人がいることがとても大切なのではないかと思います。
親御さんの中には「私たちに何ができるの?」と気持ちがふさがりやすい方もいるかと思います。ですが、親御さんは本当にいつもお子さんのために奮闘されていると思います。
お子さんにとって、親御さんはなくてはならない存在です。ずっとお子さんにとって親御さんが「信頼できる」暖かい存在であれるよう、また親御さん自身も過ごしやすいよう、カウンセラーとして「聴く」でサポートさせていただければと思っています。
なんでもお気軽に頼ってみてくださいね。
SILIMがあなたにとっての頼れる一つのカードとなれればと思います。