神戸、芦屋、西宮で3階建住宅を建てる【3階建のメリット】

浅井知彦

浅井知彦

テーマ:神戸、芦屋、西宮で家を建てる

今回から3回にわたって、3階建住宅の話を書いていきます。

3階建てだけでなく、2.5階建て、スキップフロア、半地下などの話題も書いていきますので、これらのキーワードに興味のある方は、是非、目を通してみて下さい。

【参考】地下室のある住宅/費用・効果・注意点・問題点とは?

まず最初は、地域性のお話からさせて頂きます。

関西地方は関東に比べて平野部分が狭く、特に阪神間、神戸市、芦屋市、西宮市あたりは山が迫って平地が狭く、広い住宅用敷地の取得は難しいのが現状です。

【参考】建築士がおすすめする土地探し

反面、関西地方、特に阪神間の山手の住宅地は地盤が良好なことが多く、また周辺環境も良好なところがたくさんあります。

結果として、山手の住宅地は、眺めが良く周辺の住環境も申し分ないのだけれど、地価が高い、土地が狭い、あるいは傾斜地で家が建て辛いという、家を建てるのには工夫のいる土地が多いようです。

【参考】高低差のある住宅地、傾斜地に家を建てる方法

傾斜地を購入するとき注意すること

家を安全に、安く建てるポイント

北野

このような地域性を持つ阪神間には、どのような家が向いているのでしょうか。

傾斜地や変形地は、いわゆるハウスメーカーが苦手とする土地です。
(土地の形状を充分活かせず、割高になる場合が多い。これは見積をとってみれば判ります)

変形地、傾斜地など、土地の形状合わる家つくり・・・そうなると、必然的に高さ方向に対して設計を工夫することが重要になってきます。

3階建てにして室内空間を稼ぐ、傾斜地を工夫して半地下のスペースを作る、1階部分にビルトインガレージを作る・・・高さ方向に発想を広げるといろいろなプランが浮かんできます。

【参考】ビルトインガレージ

また、このエリアは郊外とは違って、山手といっても隣の家が近い場合も多いと思います。

さらに前の道は人通りが多い、という住宅地もあるかと思います。

おもに使う部屋を2階、あるいは3階にすることは、隣地や道路からの視線を外すという効果も期待出来ます。

隣の家や道路からの視線が気にならない窓は、採光や通風にも有利です。

高さ方向を工夫することで、陽当たりの良いリビング、風を通す窓のあるバスルームなどもつくれるでしょう。


最後は眺望についてです。

阪神間で山手の住宅地になると、3階あるいは屋上からは海に向かって視界が開けるところもあるでしょう。

場所によっては、夜景や花火が見えるかもしれません。

日当たりと眺望の良い3階や屋上は、家の中で一番快適な空間となるかもしれません。

屋上の芝生

【参考】屋上緑化/屋上庭園のある家を作りませんか?

土地の傾斜のある神戸市、芦屋市、西宮市の家だからこそ、高さ方向に設計を工夫することで、いろいろな可能性が見えてきます。

都市型の3階建て、検討してみては如何でしょうか。

◆3階建ての注意点

◆設計事務所の提案する3階建住宅

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浅井知彦
専門家

浅井知彦(一級建築士、コンクリート診断士、マンション管理士)

レヴォントリ株式会社 一級建築士事務所

素材メーカーで研究してきた技術者としての経験を生かし、鉄筋コンクリート造の住宅を提案。快適な住空間に仕上げるため、デザインありきではなく機能性重視の家づくりを行っています。

浅井知彦プロは神戸新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

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