わざと曲げる打ち方!
右ひざが突っ張ると、引っかけたり押し出したりしますよ。
スウィングの分析
Mさんは先月のラウンドレッスンの時には、ドライバーが絶好調でした。
しかし今回は、引っかけたり押し出したりとなかなかいい当たりが出ませんでした。
原因は、右ひざのツッパリにありました。
では解説していきましょう。
1の黄色い矢印で示した右ひざをご覧ください。突っ張っていますね?
右ひざが突っ張っていると、上体の捻転を膝で受け止めることができず、右腰は後方に逃げざるを得ません。そのせいで白い枠で囲った左手の甲とフェースの向きがズレてしまったのです。
これが2ではひざの高さが変わる原因となり、白い枠で囲ったヘッドを上方に手で押し上げてしまいました。
3の黄色い矢印で示したように、手で押し上げています。
そうすると、4のように軸が傾いてしまいます。
5では右にウェイトが残ったままダウンスウィングに入っています。
6では緑の線で示した方にグリップが下りてこないといけないのですが、2・3でてで上に押し上げたミラーで黄色い線の方(真下)に振られています。
7では平行に廻っているべき腰が、緑の線のように左が浮き上がっています。
軸も黄色い線のように傾いて(ウェイトが残って)いますね?
だから8では、既にインパクトを迎えているはずの体勢なのにまだヘッドはボールに届いていません。
9を見ると、完全にあおり打ちになっているのが分かります。
10⇒11⇒12とすべてヘッドが遅れています。
連続写真だけを見れば、原因はいろいろあるように目えます。
しかし、突き詰めてみれば根本はこの『右ひざのツッパリ』にあります。
セットアップでもう少しだけ右ひざに余裕を持たせれば、ショットは改善します。
実際、ひざのところを指導したのではありませんが、手の上げ方を直す=腰の逃げを抑えるように修正したところ、引っかけやプッシュアウトは激減しました。
生徒さんの笑顔が私の力になります。生徒さんを笑顔にできるよう、精いっぱい頑張ります。
Mさん、また一緒に頑張りましょう!