スウィングの進化と変化
ミスの連鎖を防ぐために
1打のミスを1打のロスで終わらせるためには 逃げる勇気も必要です
先日のラウンドレッスンで、私自身がやってしまったミスショットと、その後の対応についてお話しします。
場所は六甲カントリー俱楽部、イン12番ホール。361ヤードのパー4です。
私はティーショットを左に引っかけてしまい、山の斜面にボールが行きました。
残りの距離は140ヤードくらいですが、前下がりでしかも目の前には枝を広げた樹があります。
樹までは約5メートル。樹の高さは6メートルくらいでしょうか。
軽い打ち下しなので、エッジまではだいたい130ヤード打てば届くでしょう。
しかし5メートル先の樹を超すには、ピッチングウェッジ以下のロフトがないと超えません。
悩みました。8番アイアンを開いてかち上げれば、何とか届くかもしれません。
しかし、枝に当たる危険も高いです。枝に当たればとんでもないところに飛んで行ってしまうかもしれません。
つま先下がりなので、インテンショナルフックもかけにくいですし、枝が広がっているのでもし曲がらなかったらOBです。
スライスも、左足上がりなので掛けにくいですし枝の広がりも同様です。
以前のコラムでも書きましたが、『プロとアマの差は、何ができて何ができないかを知っているかどうか?』です。
もしご興味がありましたら、コラム一覧から探してみてください。
その時の私の判断は、『このシチュエーションで、私の技量と飛距離で樹を越して、あるいは曲げて2オンさせるのは危険すぎる。その危険を冒してまでやるショットではない!』でした。
そして私が選択したのは、広い右サイドに逃げることでした。
残り140ヤードですが、枝に当たらないよう7番アイアンの低いハーフショットで70ヤードくらいを打ち、得意な60~70ヤードを残すことを選んだのです。
セミラフにかかったボールは、残り67ヤード。打ち下しと風を計算すると、62ヤードでぴったりと読んだ私は、KUFUウェッジの57度で打ち込まないよう、リーディングエッジをボールの下をくぐらせ、高い球を打ちました。
計算通りピンに真っすぐ飛んで行った球は、ワンバウンドしてなんとカップイン!
チップインバーディーでした。
もちろんバーディーを獲ったことを誇るためにこのコラムを書いているわけではありません。(嬉しかったですが(笑))
バーディーは、無理なショットを避け、1打のミスを1打のミスだけで終わらせようと決めたことへのご褒美のようなものでしょう。
私自身は、無理なショットで2打・3打とミスの連鎖をするよりは、確実に3打目でグリーンに乗せ、何とかパーを拾いたい。最悪でもダボは打たないようにしたいと考えての選択でした。
いかがでしたか?
私たちプロでも、自分の技量に余ることはしないのです。
むしろプロだからこそ、可能なのか?無謀なのか?の見分けがしっかりできるとも言えます。
皆さんはプロについてラウンドレッスンを受けたことがありますか?
ミスをした時こそプロとアマの差が出ます。
レッスン中にプロがどんなミスをし、どのようにリカバリーするのかを見るのは勉強になると思いますよ。
仲間内で楽しくラウンドするのもいいですが、上手くなりたいを思われるのでしたら、是非プロについて習ってください。
お金がかかるかもしれませんが、自分に合うプロに付けば我流でやるよりうんと早く上達できますよ。
もしお困りでしたら、是非オーシャンゴルフアカデミーをお訪ねください。
まずはお気軽に無料体験レッスンにお越しくださいね。