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体の使い過ぎは大怪我のもとですよ

2019年4月28日 公開 / 2021年3月1日更新

テーマ:初心者のためのゴルフレッスン

コラムカテゴリ:スクール・習い事

スウィングの分析
体の使い過ぎは、大怪我のもとです。
体を使い過ぎて、大失敗してしまったYさんの場合

Yさんはゴルフを始めて4か月。
何とか曲がりはあるものの、許容範囲内に飛ぶようになり、飛距離も伸びてきました。
そうした時に起こりやすいのが『体の使い過ぎ』です。
特に腰を廻そうとすると、時には今回のYさんのようなとんでもない大怪我(大失敗)をしてしまうこともあります。
念のため申し上げておきますが、Yさんがこんな大失敗をやらかしたのはこのホールだけで、他は初心者としてはまずまずのスウィングができていました。
では解説していきましょう。

1では、シャフトが寝て上がっているのが分かります。
腰の白い枠で囲った部分をご覧ください。黄色い矢印で示したように、既に腰がトップの位置まで開いています。
だから右ひざはその圧に耐えられず、右にスウェイせざるを得ないのです。
そうすると手の白い枠で囲った部分をご覧浮いただくとわかるように、インサイドに引かざるを得なくなり、左手の甲が上を向いてしまうのです。
多くのエラーがあるように見えながら、実は腰を先に廻そうとしてしまったことが最初の原因なのです。
2では腰が先行しているせいで胸の面が廻せず、右腰を後ろに引くようになっています。
だから黄色い矢印で示したように、目線がボールの方を向いていません。
これは向いていないというより、軸が捻じれてしまったので目線をボールに向けていることができなくなってしまったのです。
3ではそのままクラブが上がっていますから、軸が左に傾かざるを得なくなっています。

4では右腰を戻そうとして、ひざのラインが左斜め下方向にスウェイしています。
その結果、5では軸が傾いたまま手を前に(前傾しているので実際には斜め下方向になります)ではなく、垂直方向に下ろしています。
6ではクラブは黄色い矢印で示した1の方に。手は黄色い矢印で示した2の方向に動いています。
つまり手の動きとクラブの動きがバラバラなのです。

7では、正面からなので分かりにくいですが、クラブがものすごく遠回りをしてきています。
まるで『背負い投げ』のような形です。
しかも8では既にリリースされてしまっており、さらに垂直方向に下ろそうとしていますから、クラブはどんどんボールから遠ざかります。
9の白い枠で囲った部分をご覧ください。右手のひらが上を向いているのがお分かりになると思います。
クラブが遠回りしているため、手首をこねてしまうのです。

10ではヘッドが先に行って、ボールが手前にあるという珍現象が起きています。
これは遠回りしたヘッドのヒールが、ほんのチョッとだけボールをかすめたからです。
つまりフェースのセンターで当たるべきところが、ヒールまでの距離(7~8センチ)も遠回りしてしまった=体から離れてしまったということなのです。
11でも12でも、まだボールはティーイングエリアの中にありますね?

これらの全ての原因は、左腰を先に廻そうとしたことにあります。
左腰主導というのは間違いないことではありますが、初心者がこれをやろうとするとYさんのようになりがちです。
腕を振ろうと思ったら、対角線上にある腰が先に動かない限り振れません。
例えばボールを投げようとしたら、腕の対角線上の腰(右投げなら左腰)が引っ張らない限り、前に投げることはできません。
ですから、あまり体を使うことを考えるのではなく、いかに自分のリズムでスウィングできるか?を考えた方がいいでしょう。

いかがでしたか?
皆さんもこんなエラーをやっているかもしれませんよ?
ご自分では気づかないエラー。
もし困ったな?とお思いでしたら是非オーシャンゴルフアカデミーをお訪ねください。
皆さんのお悩みを、一緒に解決させて頂きます。
まずはお気軽に無料体験レッスンにお越しくださいね。

この記事を書いたプロ

深田洋史

ゴルフレッスン&クラフトのプロ

深田洋史(Craftsman Golf Shop Ocean CLUB)

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