ベストスコア更新と飛距離
セットアップを直したら、たった1週間でスウィングが劇的に変わりました
スウィングの分析 セットアップエラーを直したOさんの場合
Oさんは4か月前にゴルフを始めたばかり。まだ5ラウンド目の初心者です。
しかしこの日、Oさんは滝野カントリー俱楽部 迎賓館コース 青ティー使用(6536ヤード)で、アウト50、イン46の96で廻り、ベストスコアを更新しました。
最終パー5(487ヤード)では、セカンド(5番UT:24度)で2オンに成功するなど、大成果が出せました。
前回ショートコースレッスンをさせて頂いたのは、ちょうど1週間前の3月13日でした。
そして3月20日のラウンドレッスンで、セットアップを直した成果が劇的に発揮されました。
赤い数字の1~3は、3月13日にはなかったアングルなので単独で出します。
黒字の1~12は、上が今回のもの。下が1週間前のものです。
比べて頂くと、私が解説するまでもなく大きく変わっていることがお分かりいただけると思います。
では解説していきましょう。
赤の1から3は、ほぼ完璧です。
白い枠で囲った部分では、左手の甲の向きとフェース面が一致していますし、赤い線で示した本来あるべき位置にウェイトシフトもできています。
左肩も右股関節の上にまでしっかり来ていますから、捻転は文句なしですね。
上の1と下の1を比べて頂けば、その差は一目瞭然でしょう。
下の1では黄色い線で示したように、軸が逆くの字になっていますが上の1ではきれいに右股関節の上に載っています。
下の2では右ひざが突っ張っていますが、上の2ではクラブがトップに来る前に左方向への回転が始まっています(緑の矢印)
下の3では黄色い矢印で示したように、左斜め下方向にダウンスウィングが始まっていましたが、上の3では緑の矢印のようにきれいに回転が始まっています。
下の4ではやはり右ひざが突っ張っています(白い枠で囲った部分)し、黄色い矢印のように左斜め下に振っていっています。
しかし上の4では、赤い線で示した軸の上で緑の矢印方向に腰もひざも動いています。
上の5では白い枠で囲った部分を見て頂けばお分かりの通り、左手の甲の向きとフェース面が一致しています。シャフトも良くしなっていますね?
対して下の5では、左腰がスウェイし本来あるべき位置を示す赤い線と、実際の位置を示す青い線がかなり離れてしまっています。
6をご覧頂けば、上はしっかりタメができているのに対して、下ではすでにコックがほどけ、リリースされてしまっています。
また黄色い矢印のように、両膝がそろって左方向にスウェイしています。
上の7では緑の線で示したように、素晴らしいタメができており、赤い線で示したところまでしっかりと左に踏み込めています。
下の7では、黄色い矢印で分かる通り、左斜め上に向かってすくい上げようとしています。
また青い線で分かる通り、軸が右に傾いています。
上の8ではまだ手首の角度が90度近く保たれています(緑の線)。軸を示す赤い線と青い線も非常に近いところにあります。
下の8では、グリップの方がヘッドより前に出ており、黄色い矢印で示したようにかち上げるようなインパクトになっています。
上の9がたまったまま下りてきているのに対して、下の9では左ひじが逃げこすり上げているのが分かると思います。
上の10をご覧頂くと、白い枠で囲った部分の右手のひらの向き=左手の甲の向きがフェース面と一致しています。
上の11では黄色い線で示した通り、スウィングセンターと手の位置が一致していますね?
上の12では左のつま先が開いていませんが、下の12では開いています。
この時のOさんのショットは、250ヤードを超えるビッグドライブで軽いスライス。
フェアウェーのど真ん中を捉えました。
では何故たった1週間でこれほど変わったのでしょうか?
それは表題にも書きました通り、セットアップを直したからです。
1週間前のOさんは、セットアップ時に左腰が前(飛球線方向)に出る構えになっており、そのエラーが下の写真のようなスウィングを作ってしまっていました。
今回、その部分も含めてセットアップの修正をしたところ、ベストスコアを更新できたりロングホールで2オンできたりと劇的な変化が起こりました。
このように、静止状態(ディレクション)のエラーを直すことで、動き(モーション)のエラーを直せることはかなり多いのです。
皆さんもモーションばかりを気にするのではなく、静止状態でのエラーがないか?をチェックしてみてください。
もし『何をどうしていいのか分からない!』と思われましたら、一度オーシャンゴルフアカデミーをお訪ねください。
皆さんのお悩みを解決させて頂きます。
まずはお気軽に無料体験レッスンにお越しくださいね。