飛距離について

深田洋史

深田洋史

テーマ:キャリーとランの関係

飛距離について①
キャリーとランは、どう考えたらいいのでしょうか?

今日は私個人の意見としてお読みいただければ幸いです。
というのも、『これが正解!」というものがない話だからです。
飛距離は、キャリー(空中を飛んでいる距離)とラン(地面を転がった距離』の合計で表されます。
そのどちらが重要か?と訊かれることがあるのですが、どちらも重要ですというお答えしかできません。
もちろん快晴無風の状態で、バンカーもペナルティーエリア(旧ウォーターハザード)も無ければキャリーが最重要視されるでしょう。
しかし風が強かったり、キャリーで届くところにハザードがあったりすれば、ランを使った攻め方も考えないといけません。
そこでいくつかのパターンに分けて考えてみました。
ただ、つらつらと思ったままに書いてゆきますので、まとまっているわけではありません。
そのあたりは、どうかご容赦ください。

まずは飛距離別に分けた時、それぞれのタイプの特徴などです。

1:あまり飛距離の出ない方の場合
パー4のホールで、ほとんど2オンが難しい方がこれに当たるとお考え下さい。
多くは女性や高齢の方が多いです。こういう方々の多くは、筋力や関節の可動域の問題でビッグキャリーを出すのが難しいです。
そうなると、キャリーはそう伸びなくともランが多く出るクラブを使った方がトータルの距離は伸びることが多いです。
問題点としては、池越えやエッジからあまり距離のない位置にピンがある時、池を超えなかったりピンよりずっと奥まで転がったりすることです。
ですので、ランで距離を稼ぎながら自分のアプローチの精度を高める必要があるでしょう。
3オンできる距離でも、エッジからピンが近ければオーバーするわけですから、敢えて得意な距離を残して4オン1パットを狙う手もありではないでしょうか?

2:平均的な飛距離の方の場合
パー4のホールの半分くらいは物理的にパーオンが可能な方がこれに当たるとお考え下さい。
このタイプの方々に多いのが、自分のトータルの飛距離(キャリー+ラン)をキャリーのみで飛んでいると勘違いされることです。
ウッドの場合はあまりないように思いますが、アイアンの場合は結構多くの方々がその勘違いをされています。
この場合、自分のキャリーがどれだけで、何番アイアンで打った時に出るランはおよそこれくらいという、キャリー:ランの距離をしっかり把握することが重要です。
もちろん一般的に長い番手の方がランが出ますから、そのあたりもしっかりと練習でつかんでおく必要があると思います。

3:飛距離の出る方
パー4のホールのほとんどで2オンが可能な方がこれに当たるとお考え下さい。
このタイプの方々の場合、かなりの率で高い球が打てる、あるいは高い球になってしまう方が多いです。
球が高ければ止まりやすいですが、風の影響も受けやすいです。
しかし、このランが出ないことは武器になります。
自分の距離を正確に計れますので、特にピンを狙う時には有効です。
問題点は、先に述べた通り、風が強と影響を受けやすいところです。
この方々は、低い球を打てるような訓練をされると同時に、風によって自分の球がどれくらい影響を受けるのか?を把握する必要があります。

次回は、飛距離とクラブの関係について書いていこうと思っています。

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深田洋史(スポーツインストラクター)

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