左足下りのバンカーでも球を上げないといけない場面での注意点
劇的に変わる! バンカーショットのコツ!
先日、関東在住のWさんからメールを頂きました。
要約しますと、こんな感じです。(掲載に当たっての許可は頂いております)
『いつも先生のコラムを楽しく読ませて頂いております。特にアプローチ編は大変参考になりますし、自分でもプリントアウトしたものを練習場に持って行ってやってみています。(中略)しかし、私はどうにもバンカーが苦手で、先生のコラムにもありましたが、文章だけではなかなかイメージができません。厚かましいお願いとはわかっておりますが、何とか図解か写真入りで解説して頂けないでしょうか?』
というものでした。
普段、私はラウンドレッスンの時には生徒さんを撮るだけで自分を撮ってもらうことはありませんが、今回は素晴らしいネタをくださったお礼に連続写真で解説してみたいと思います(笑)
枚数は多いですが、要は『体を廻さない=インサイドには引かない』『左の軸から体重を動かさない』『左肩を支点に上げる』の3点に尽きます。
では行ってみましょうか。
まず黄色い線をご覧ください。1から28まで一切動いていないのが分かりますね?
左肩・左ひざ・左かかとが一直線で、最初から最後までこの位置関係は変わりません。
そして1から4までをご覧頂くと、フェースがボールを向いたままテイクバックが始まっているのがお分かりいただけますか?
全く体を廻さずに、左肩を支点にしてヒンジング(ひじの曲げ)だけで上げているのです。
4の黄色い枠をご覧頂けば、開いていないのがお分かり頂けると思います。
5では手の位置が1と変わっていませんね?これは先ほど言いましたヒンジングだけで上げているからです。
3から6でもフェース面は変わっていません。
7で手の甲が正面を向き、フェース面(黄色い枠)も正面を向きました。
しかし8では、それ以上開くことなく(白い枠)縦に上がってゆきます。
9をご覧頂けば、インサイドに引くのではなく、右ひじの曲げだけで縦に上がっているのがお分かり頂けると思います。
10でも白枠の部分のフェースは私の体の後方には引けていません。
11で左ひじが地面と平行にちかくなり、コックも110度くらいになっています。
12で地面と平行になり、コックが90度になりました。
しかしここでも黄色い線は一切動いていません
13から16まで一貫して体は廻さず、クラブの上がる勢いだけで上がっています。
15では左手の甲とフェース面が一致しているのが分かりますね?
17がトップですが、実はこの時の距離はたったの15ヤードなのです。
覚えておいて頂きたいのですが、大きく振ると上に上がって距離が出ず、小さく振ると低く出て飛んでしまいます。
もちろん大きく振って距離を出すのがセオリーですが、この場合は体を廻さず、体重移動もしていませんから、フェースは上から入り、大きく振った方が飛ばなくなるのです。
18ではシャフトがしなっているのが分かりますか?
19では12のミラーで、コックが90度になっていますね?
20ではダウンスウィングの半ばですが、ここでも左への体重移動はしていません。
21では9のミラーとなり、22は4のミラーです。
23をご覧ください。白い枠の中ですが、ボールの手前からヘッドが入っています。
24では、ヘッドより後方にボールがあるのが分かると思います。
これはボールを打つのではなく、少し手前の砂を叩いているから起こる現象です。
25でもボールはヘッドより後ろにありますね・
また黄色い矢印のところですが、左ひじが抜けているのが分かるでしょうか?
よく『ひじを抜いて打つ』というのを聞かれたことがあると思います。
しかし実際に意識をして抜くとういうのは、大変難しい技です。
しかし、構えがきちんとできれば、『ああ打とう』とか悩まなくても、勝手にヘッドがボールの手前に入り、体は廻らず、インサイドに上がらず、左軸から体重が動かず、自然とボールの手前の砂を打つことができ、自然とひじを抜くショットになります。
要はスウィングに入る前の準備(ディレクション)がとても大事なのです。
モーションよりディレクションの方が大切だと言っても過言ではありません。
どうですか?バンカーショットって難しいですか?
私がやっていることって、実にシンプルでしょ?(笑)
難しいと思っていても、理屈が分かてしまえばあとはディレクションをきちんとするだけなんです。
実を言えば私はショートゲーム(アプローチやバンカーショット)のレッスンを得意にしています。
短い距離の打ち分けや、バンカーからの脱出法などをマスターしたいと思われましたら、是非オーシャンゴルフアカデミーをお訪ねください。
詳しくお教えしますし、貴方の苦手を得意なショットに変えてみせますから(笑)
まずはお気軽に無料体験レッスンにお越しくださいね。