引っかけの原因は右手の使い方でした
一番簡単なことが、実は一番難しいのです。
ゴルフクラブをいじる時、アマチュアの方でもできるのはグリップ交換でしょうか?
このグリップ交換、誰にでもできますが実は極めるのが一番難しいものなんです。
例えばバックラインなしのグリップを、ドライバー1本だけに装着する。
これなら少々歪んでいたって、使うのにはさしたる支障はありません。
しかしアイアンセットのグリップを換えるとき、バックラインありで7本なら7本のライン全てをきちんと揃えるとなると、これは相当難しくなります。
アイアンは番手によって『顔』も違っていますし、ライ・ロフトによってスクウェアの出し方が変わってくるからです。
だから往々にして、『交換する人のくせ』に合わせてしまいがちです、
交換する人が使う人であれば問題はないですが、これがショップに依頼して・・・となると、換え手と使い手のフィーリングにギャップが生じてしまうことがあります。
もちろんこれは換え手が使い手の構え方や手の高さ、あるいは握り方を把握しないでやるからそうなるわけですし、相手に合わせるだけの技量がないとそうなってしまいます。
もちろんオーシャンクラブでは、使う人に合わせてきちんとグリップを交換しますよ。
その技量もありますしね(笑)
一番簡単に見えるグリップ交換ですが、実は『使い手に合わせる』という視点に立てば、究めることが非常に困難な技術なのです。
ではスウィングについてはどうでしょうか?
一番簡単そうに見えるのは、『小さく振る』ことです。
大きく振れば曲がるが、小さく振れば曲がらない。
だから小さなスウィングから覚えましょう。
これって結構ゴルフを始めた頃に言われたことあるんじゃないですか?
でも本当にそうなんでしょうか?
小さく振るということができるのは、100の距離に対して100のスウィングができる人がやって初めて30の距離に対する力をコントロールできるのであって、最初から100の距離に対して30の力しか出せない人にとってはそれはフルショットです。
つまり、必要な力に数倍する力量を持って初めて小さな力のコントロールができるということなのです。
前のコラムでも書きましたが、飛ばすスウィングを覚える方が、コントロールショットを覚えてから飛ばそうとするより、簡単にできる人が多いと感じます。
小さくまとまってしまう前に、大きなスウィングを覚えた方が、より難しいことに挑みやすいと言えるのではないでしょうか?
このように、一番簡単に見えるし実際やってみれば簡単なことの方が、究めるのは難しいのです。
フルショットは、コントロールショットよりやさしい。
これを頭に入れて、コース戦略を考えると無闇に飛ばすだけが良いことではないと気づくでしょう。
セカンドショットでは届かないとなった場合、多くの方が少しでもピンに近づけようとします。
しかし、残りが20ヤードであれば、難しいコントロールショットが残ります。
でも100ヤードならフルショットできますよね?
ここをしっかりと自制できれば、スコアも上がってくるはずです。
今回はなんだか哲学的な話になってしまいましたね(苦笑)
オーシャンゴルフアカデミーでは、大きく飛ばすスウィングから小さくコントロールするショットまで細かくお教えします。
ぜひ一度気軽に無料体験レッスンにお越しくださいね。