足の裏で地面をつかめば、スウェイは防げます
これからゴルフを始める方、コースデビューをお考えの方へ。
マナーとルールについて書きますので、是非ご覧ください。
今回は、特に初心者の方に知っておいて頂きたいマナーとルールについて書いていきたいと思います。
また、初心者の方をコースに連れていかれる方をはじめとする、ベテランの方たちにも読んでおいて頂きたいなと思っています。
言うまでもなく、マナー(エチケット)はルール以前のゴルフの根幹にかかわることであり、マナーなくしてプレーをすることはできません。
まず最初に、ゴルフには、基本の4原則があります。
これらは必ず覚えておいてください。
①1球の原則
1球の原則とは、取り換えるに足る理由なくしてボールを取り換えてはいけない。
また合理的な理由なくして2球目をプレーしてはいけない。
ボールが破損して、プレーすることが不可能になったとか、ボールがOB方向に飛んだため、暫定球を打つ等などの合理的な理由がない限り、最初にストロークされたボールをプレーしないといけないという原則です。
②ストロークの連続性の原則
ストロークの連続性の原則とは、①に続いて1球をプレーし続けることです。
勝手に2打目を手で持ち運んで、打ちやすいところから打つなど、連続性を途切れさせる行為はしてはいけません。
③あるがままにプレーする原則
ライが悪かろうがインバウンズ(プレーできる場所)である限り、そのままプレーを連続するという原則です。
カート道にかかっている。カジュアルウォーターである。動かせない人工の障害物がプレーの邪魔になる等の合理的な理由がない限り、ボールの置かれている状態を変えることは許されていません。
④ホールアウトの原則。
マッチプレーにおいては『コンシード(OK)』があり、最終的なパットが免除される場合(パットだけでなく、ホールのコンシードやマッチのコンシードもあります)がありますが、ストロークプレーにおいては、いわゆるOKはありません。
最後までホールアウトすることが求められます。
この4原則は、必ず守って下さい。守らないと、ゴルフという競技自体が成り立ちませんから。
ただし、これらはあくまでも『正規のラウンド』に関してです。
初ラウンドの方に、これらすべてを厳密に守っていただこうとすると、いえ、本来は必ず守らねばならない事なのですが・・・、時間がかかりすぎてしまいます。
マナーのはじめは『他のプレーヤーに迷惑をかけないこと。不愉快な思いをさせないこと』です。
その意味では、スロープレーは迷惑をかけますし、不愉快な思いをさせてしまいます。
ラウンドに慣れるまでは、ベテランの方が『ある程度の配慮』をしてあげることも必要か?と思います。
私が考える『ある程度の配慮』とは、プレーイング4(これもルールにはありませんが(笑))のないホールでOBを打ってしまった場合、グリーンからある程度の距離から第4打を打たせてあげるとか、セカンド以降のOBなら、入ったと思われる地点の近くから罰打を加えて打たせてあげるとかです。
またグリーン上というのは、結構時間を喰います。ですので、ある程度近づいたら『コースでのプレーに慣れるためのラウンドだから』と割り切って、OKパットを認めてあげるのも一つの方法でしょう。
もちろんこれらは推奨されるものではありません。他者への配慮に限ってのことですからお間違えの無いようお願いします。
本来なら、こんな配慮が必要無いくらい練習してからコースデビューすることが望ましいのです。
しかし、会社関係の付き合いで・・・・など、いろいろな理由で練習が不十分でもコースに出ないといけない場合だってあるでしょう。
そんな『特例的な処置』であることをご理解くださいね。
当然、『特例的なプライベートなラウンド』に限ってのことですから、ある程度慣れてきたら、4原則に従ってプレーしてくださいね。
さて少し硬くなりましたが、スロープレーにならないためにはどうしたらよいのか?を述べていきますね。
①自分のボールの所までは小走りに。到着してから余裕を持ちましょう。
カートに乗れるような距離が出ていない場合、いちいち戻っていては時間のロスです。
考えられる状況に対応できるよう、クラブを何本か持って走っていきましょう。
その際、グリーンまで距離があるなら技量次第ではありますがUT・7I・PWの3本くらいを。グリーンが近いなら、PW・AW・SW・PTを持っていきましょう。
②カートは次のホールの近くに廻しておく。
カートを手前に止めると、戻って乗らなくてはならない上、移動の時間は次の組が危険回避のため打つことができません。
出口近くに止めておけば、移動時間も短く、時間短縮できます。
③クラブは、できるだけ出口側に置き、なおかつ1番最初にホールアウトした人が集めて回る。
よく最初にホールアウトした人は、ピンを持つと言われますが、それは2番目の方でいいです。1番最初にホールアウトした人は、他のプレーヤーがグリーン外に置いたアプローチで使ったクラブを集めてまわってください。
そうすることによって、進行が速くなるのみならず、クラブの忘れ物も防げます。
④全員がホールアウトした後、カートを止めたままクラブの片づけをしない。
まずはクラブを持ったまま、カートに乗って発進しましょう。次のホールのティーインググランドで片付ければいいのです。
止めたまま片づけをしていると、次の組は危険回避のため打てません。また、もし打ってきた場合、ナイスショットならいいですが、ミスだったら最悪怪我をする危険もあります。
⑤バンカーは手前に引くだけではなく、引いて押しての繰り返しで均しましょう。
バンカーに入った時、足跡やショットの後を綺麗に均すのは当たり前です。
ただその時、手前に引っ張るだけでは砂が偏ってしまいます。
引いて手前が盛り上がったら、今度は少し押して均してください。
次にバンカーに入った人が、できるだけ平均な状態でうてるよう気遣いましょう。
以上のことをやるだけで、時間は大幅に短縮できます。
自分がやるだけでなく、ほかの人にも紹介してあげてください。
マナーを守ることを進言するのに、遠慮は不要ですから(笑)
さて、最近たまぁ~に目にするのが『スタート時間にカートの所にいる人』です。
これもベテランの方たちが教えてあげてくださいね。
スタート時間とは、例えば9:00スタートとあれば、9時0分0秒にティーショットを打つという意味です。
まぁそこまで厳密にできるわけではありませんが、少なくともスタートの10分前にはティーインググランドにいる必要があります。
つまりスタート時間になったら、すぐに打てる態勢を取っておく必要があるのです。
9:00のスタートで、9:00にカートの所にいたのでは遅刻です。
競技なら失格になりますので、すべてに早め早めの動きをするようにしてくださいね。
いろいろと書いてきましたが、要は『自分が気持ちいいと感じることを、他のプレーヤーのためにしてあげましょう』ということです。
フェアウェイにディボットがなければ気持ちいいですよね?
なら、自分がターフを取ったら元に戻し、目土を入れましょう。
グリーンにボールマークがなかったら気持ちいいですよね?
なら、グリーンフォークで直しておきましょう。
グリーンにスパイク跡がなかったら気持ちいいですよね?
なら、足を引きずらないようにしましょう。
まぁこんな感じで、他のプレーヤーが気持ちよくラウンドできるように気をつけてラウンドしてくだされば、みんなが気持ちよく廻れます。
ここに書いた他にもいろいろとあります。
気になる方は、是非オーシャンゴルフアカデミーお越しください。
貴方の疑問にお答えいたします。