基本は原点にして頂点 100切りへの最短ルート②
ラウンドレッスンは、練習場では見つけられないエラーを見つける場でもあるのです。
エラーを直せば、スコアアップするのは当然です(笑)
今回はIさんと一緒にラウンドレッスンさせて頂いたKさんです。
今までもKさんには何度もご登場いただいておりますが、今回はついにKさんの根本的なエラーを見つけることができました。
では解説していきましょう。
Kさんは、左の股関節が右より低いという身体的特徴をお持ちです。
また手首が硬く、そのためテイクバックで右ひじが後ろに引けてしまう=ひじを下向きに使えないというハンディも持っておられます。
1をご覧頂けば、手首があまり曲がらず、右ひじが後方に引けているのが分かると思います。
またこの時、左が低いはずなのに膝の高さが左右でそろっていますね?(紫の線)
だから2では左肩が上がってしまい、伸び上がりが起きています。
しかしバランスを取ろうとして、左ひざが下がり右側に伸び上がって行っています。
3では青い線で示したように、体が傾いてしまっています。
そして4ですが、3と比べると明らかに肩の高さが違います(オレンジの線)
伸び上がりからの沈み込みですね。
そうすると踏み込んでいるように見えて、実は上体が突っ込んでいっているのです。
また右ひざが外側に開いてしまっているのが分かるでしょうか?
そうすると、捻り戻しのタイミングでひざの高さのギャップが1~4にかけてひどくなっていくのが分かるでしょう?
5では沈み込みからの反動で、右肩が下がり膝の左右の高さが4までとは逆転しています。
だから体重も左に載らず、野球のようなスウィングになっているのです。
完全に右肩が落ちてしまっていますね?
6では横殴りのフォローになっています。
Kさんのエラーは、右ひざの方が高くないといけないのに、セットアップで膝の高さをそろえる。ややもすると左ひざの方が高くなってしまうことでした。
幸翌日もレッスンにお越し頂けたので、そこを修正しました。
極端に右ひざを伸ばしてもらいうことにより、写真4のような膝のねじれを抑えることに成功しました。
シミュレーターでは、今までにない強い球が曲がることなく飛んでいきました。
ラウンドレッスンでは練習場では出ないエラーが出ることがよくあります。
コースでのマネジメントや風の読み方、グリーンの読み方などのレッスンをするのは当然ですが、それ以外にもこのようなエラーを発見するという要素もあるのです。
そして大切なのは、そのエラーを教科書通りに振れるように押し込めるのではなく、その人その人に合った『オーダーメイドのスウィング』を作ることです。
私はずっとクラブもスウィングも、『市販品に合わせる』、『レッスン書にあてはめる』のではなく、その人だけの『オーダーメイド』を志してきました。
オーシャンゴルフアカデミーには、いろいろな身体的特徴を持った方々がお越しになります。
一般論でくくれる方もおられますが、ほとんどの方は独自のスウィングを必要とされています。
オーシャンゴルフアカデミーでは、クラブもスウィングも『貴方だけの』ものを構築しております。
ぜひ一度お訪ねになってみてください。
特に体に故障のある方は、お話しさせて頂くだけでも何かを得て帰って頂けると思います。
まとめ
身体的特徴は千差万別。
クラブも市販品に合わせるのではなく、自分の体に合わせたものを使った方が速く上達できる。
スウィングも教科書通りにするのがベストとは限らない。
貴方だけの、自分に合ったスウィングを構築する方が無理なのないスウィングになり、上達も早まる。
特にアプローチにおいては、無理をしながら打っているとミスが出やすい。
自分の身体的特徴(故障・肉体的能力)にあったスウィングを構築することで、無理をしなくても良くなり、結果としてエラーも減らせる。
いかがでしたか?
次回のラウンドレッスンでは、このエラーを矯正したスウィングをこの写真と並べてご紹介できると思います。
貴方も自分に合ったスウィングを構築してみませんか?
オーシャンゴルフアカデミーでは、いつでも貴方のお越しをお待ちしております。